何かとストレスのたまりやすい時期ですが、心と身体の調子はいかがでしょうか。
こんな時こそ、ゆったりと身体を解きほぐして、ストレスを上手にリリースしたいものです。ヨガで心と身体を調和させ、リラックスしませんか?
ヨガ歴15年のウエルネス&ビューティーライターの筆者が、心をスッキリと整えるヨガポーズをご紹介します。
■ヨガのメリット
ヨガとは、サンスクリット語で「馬と馬車を結びつける」という意味をもっています。転じて、心と身体を結びつけ、ストレスで疲れ切った心を癒して新しいエネルギーを生み出してくれる作用があるといわれています。
単に、身体にアプローチするだけの運動ではないというところがヨガの特徴です。ストレスを感じた時こそ、自分のためのヨガの時間を設けてみましょう。
■呼吸に意識を向ける
ヨガで大切なことは「呼吸」です。
無意識に行っている呼吸に意識を向け、深い呼吸を心がけましょう。すると、自然に呼吸のスピードがゆるやかになり、副交感神経が優位になることでストレスの緩和につながります。
まずは、「腹式呼吸」を身につけましょう。鼻からゆっくり息を吸ってお腹をふくらませます。続いて口から静かにフーッと息を吐きながらお腹をへこませます。
ヨガの途中でも、呼吸が浅くなっていないか気をつけながら行ってください。
■無理をしないことも大切
睡眠不足であったり体調に不安がある時は、無理をしてヨガを行わないようにしてください。また、ポーズ中に痛みを感じたら、そこでストップしましょう。
完全なポーズを目指すことよりも、自分のペースを守ることが大切です。
■心をスッキリと整えるヨガポーズ
イライラしたら「アンテナのポーズ」
両手を上げて指を広げることで、心が静かに落ち着いてくる気持ちの良いポーズです。
(1)左右の足の甲をあぐらをかくように太ももに乗せて座ります。両手の指をしっかり開き、息を吸いながら両手で大きく弧を描くように上げていきます。
(2)息を吐きながら胸を大きく開くように両手を後ろに引き、首を伸ばして5呼吸キープします。
(3)次に、親指を中にしてげんこつをつくり、両手を肩の高さにおろして5秒間息を止めます。
(4)息を吐きながら、ゆっくり両手をおろします。これを2~3回繰り返します。
クヨクヨしたら「鋤のポーズ」
きちんと伸びていることを実感しながら行ってください。気持ちが明るくなってくるでしょう。
(1)仰向けになり両脚をそろえたら、脇をしめて両手を身体に添わせて伸ばします。
(2)息を吸いながら両脚を床と垂直になるまでゆっくり上げ、足先までまっすぐに伸ばします。
(3)息を吐きながらお尻を上げて、上体を腰から曲げます。あごは引いて、目線はおへそのあたりに向けます。
(4)さらに息を吐きながら、足先を頭からできるだけ遠くの床に置き、10呼吸キープします。その後、ゆっくり(1)の状態に戻します。
不安になったら「大回転のポーズ」
お腹にしっかり力が溜まり、強い気持ちとともにスッキリとしてきます。
(1)両脚を大きく開いて立ち、足先は平行になるように向けます。両手の指を組み、手首を返したら息を吸いながら上体を少し前に倒します。
(2)息を吐きながら腰を中心にして、腕と上半身で大きな円を描くようにゆっくり回していきます。この時、ひざは曲げないようにしてください。
(3)大きく1回転したらひと呼吸置き、同様に反対周りも行います。右まわりと左まわりで1セットとして、3回行ってください。
ヨガを行うことで心と身体のバランスがとれてくると、気持ちも前向きになれます。自分自身と向き合うと、自分のなかにある「心の自然治癒力」の強さにも気づけることでしょう。ぜひ、お試しください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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