だんだん暖かくなって、タイツやストッキングを脱いで半袖の服で出かけるのを楽しみにしている人も多いはず。薄着になると目につくのがひじやひざ。
ひじやひざが黒ずんでいると、お手入れの行き届いていない人という印象を与えてしまう上、肌の透明感が損なわれて老けて見えてしまう可能性も!
今回はひじやひざが黒ずんでしまうメカニズムと、黒ずみを解消するための対策を皮膚科医の森智恵子先生に教えていただきました。
■黒ずんだひじ・ひざが老け見え印象につながる!?その3つの理由とは
スキンケアやボディケアをきちんとしていても、ひじやひざが黒ずんでいると老け見えにつながってしまうかもしれません。その理由とは?
自分が思うより人目につくため印象に残りやすく、年齢を感じさせてしまう
エスカレーターで前に立っている人のひじや、電車で向かい側に座った人のひざが目についた経験はありませんか? ひじやひざは自分で思っているより、人に見られているパーツです。
全体的に透明感やツヤがない印象を与えてしまう
黒ずんだひじやひざは、ザラついたりゴワついたりしがちです。古い角質が溜まって分厚くゴワついた肌は、なめらかな肌と比べると透明感やツヤがなく、若々しさに欠けた印象になりがちです。
黒ずんだひじ・ひざと他の部分が色ムラのように見えてしまう
ひじやひざが黒ずんでいると、その部分の肌色が暗く沈んで見えてしまいます。黒ずんでいない部分と肌色の差が出てしまい、色ムラのように見えてしまうことも。ムラのない明るい肌色と比べると、老けた印象を与えてしまいます。
■どうして黒ずんでしまうの? 皮膚科医に聞く黒ずみの原因と対策って?
ひじやひざの肌に黒ずみが生じるメカニズムや、その対策に有効な成分について皮膚科医の森智恵子先生に教えていただきました。
なぜ、ひじやひざに黒ずみができるの?皮膚科医が教えるメカニズム
「黒ずみとは、肌を守るために生成されるメラニン色素が肌に溜まって残ってしまう『色素沈着』によって生じるものです」
「色素沈着は肌のターンオーバーが崩れた結果、本来は排出されるはずのメラニン色素が皮膚内に溜まることで起こります。黒ずみができる原因は様々あります。どんな原因で生じるのか確認していきましょう」
(1)肌への摩擦
「肌への摩擦が刺激となり、メラニン色素が沈着することが黒ずみの一因になります。立膝(膝をついて床に座る)や正座、足を組む、タオルやブラシで強くこする、下着やスキニーパンツで長時間締めつけている、などがその一例です。」
「このような『肌に刺激を与える』動作を繰り返していると、肌を守るために『メラノサイト』という細胞が活性化され、そこからメラニン色素が生成され、黒ずみが生じてしまいます。
黒ずみ対策のために、タオルや下着など肌に触れるものは優しい素材を選び、ボトムも締めつけのないゆったりとしたものを選ぶのがベターです」
(2)ホルモンバランスの乱れや加齢
「ホルモンバランスの乱れや加齢はターンオーバーを遅らせ、黒ずみの一因になります。女性ホルモンである『エストロゲン』と『プロゲステロン』は、メラニン色素を増やすと考えられています」
「特に妊娠中や生理中は、これらのホルモンの分泌によって黒ずみができやすくなることも。ホルモンバランスを整えるためには、バランスの良い食事や睡眠、ストレスフリーな環境を心がけると良いといわれています」
(3)紫外線によるもの
「紫外線は肌のバリア機能を壊して肌内部の乾燥を促します。これによってターンオーバーが乱れ、角質肥厚などの原因になります」
「その上、紫外線にはメラニン色素の生成を過剰にする働きがあります。ターンオーバーが乱れた状態では、過剰に生成されたメラニン色素をうまく排出することができず、肌内部に残されたメラニン色素が黒ずみとなるのです」
年齢を重ねると黒ずみが治りにくくなるのはなぜ?
「通常、肌はターンオーバー(新陳代謝)によって日々生まれ変わっています。しかし、このターンオーバーは年齢を重ねるとホルモンバランスの乱れなどによって正常に行われなくなることがあります。この状態が続くとメラニン色素が肌に留まり治りにくくなってしまうのです」
黒ずみを改善するにはどうしたらいいの?
「まずは毎日、保湿をしっかりすることを心がけましょう。先述のように乾燥も肌の黒ずみの一因。ひじ・ひざは汗腺や皮脂腺が少なく特に乾燥をしやすい部位のため保湿は大切です」
「また外部刺激による黒ずみを避けるために、できる限り肌をこすったりしないよう、毎日の生活習慣も見直すことをおすすめします」
皮膚科医が教える黒ずみ対策に有効な成分とは
(1)尿素
「尿素は、皮膚の『水分の蒸発・吸収・保持』作用をつかさどるNMF(天然保湿因子)の主要成分のひとつです。水になじみやすい性質を持っているため、肌の水分を保って乾燥を防ぎます」
「また尿素には、皮膚表面の角質を作るタンパク質に作用し、余分な角質を除く働きもあり、潤いを保つだけではなく、ゴワゴワと硬くなった肌を柔らかくツルツルにする作用もあわせ持っています」
(2)トコフェロール酢酸エステル
「トコフェロール酢酸エステルは、脂質代謝を改善する成分です。また、血管壁に作用して、微小循環系の持続的な血流増加も促します。代謝を促進する作用で乱れたターンオーバーに働きかけて、皮膚の生まれ変わりを促します」
(3)γ−オリザノール
「γ−オリザノールは皮脂の分泌を促すと同時に、皮膚表面を保護して、乾燥してザラザラした皮膚をなめらかにしていきます」
(4)グリチルリチン酸モノアンモニウム
「グリチルリチン酸モノアンモニウムには、皮膚の炎症を抑える作用があり、肌の黒ずみの原因となる外部摩擦などによる肌の炎症を鎮めます」
■ひじ・ひざの黒ずみザラザラがケアできる「クロキュアEX」って?
「クロキュアEX」は、クリームタイプの塗り薬(第3類医薬品)。毎日塗り続けることで、黒ずんだ角質を除去し、なめらかでキレイなひじ・ひざに改善していきます。
分厚く黒ずんだ古い角質を除去
有効成分「尿素」を配合で、ひじやひざの黒ずみの原因となる古い角質を除去して、なめらかな肌にしていきます。
乱れがちなターンオーバーを促進
有効成分「トコフェロール酢酸エステル」が血行を促進。皮膚の代謝を促して、乱れがちなターンオーバーに働きかけます。
摩擦による肌内部の炎症を抑える
角質が厚くなる原因となる肌内部の炎症を、抗炎症成分「グリチルリチン酸モノアンモニウム」が抑えます。
乾燥でザラザラした皮膚を改善
「γ−オリザノール」が皮脂腺の働きを活性化。皮脂分泌を促進し、乾燥によってザラザラした皮膚を改善していきます。
■まずは2週間試してみて!「クロキュアEX」で始めたい ひじ・ひざの黒ずみザラザラケア
肌が生まれ変わるターンオーバーの周期は約30日。硬く黒ずんだひじ・ひざを改善するには、根気強いケアが大切です。
まずは2週間、毎日、朝起きた時とお風呂上がりの2回、清潔な肌に塗る習慣を!
ザラザラして硬かったひじやひざが柔らかくなってきたら、効き目のサインです。
「クロキュアEX」はさわやかな香りのクリーム剤だから、黒ずみケアを心地よく続けられます。
本格的な半袖シーズンが始まる前の今こそ、黒ずみ肌ケアの始め時!
若々しい印象に欠かせない、なめらかで明るいひじ・ひざために、今日から「クロキュアEX」でお手入れを始めてみては?
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(つやプラ編集部)
提供:小林製薬株式会社