マスク生活が日常となった昨今。顏の半分以上をおおうマスク姿に慣れると、髪型やメイクにほとんど手をかけないで外出をしている人が増えた気がします。正直、筆者もその一人でした。
ですが、マスクで顏がよくわからない今、すれ違う女性の‟髪型”から受ける印象でその人を想像することが増え、「今の私って、手抜きだ」と思うようになりました。つまり、ノンスタイリングでバサッとおろした髪では、「ずぼらで、顔までボヤッとしている」という印象を与えやすいということです。
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、マスク姿でも好印象を与えるヘアスタイルをご紹介します。
■ポニーテール+マスク姿で美人度UP
手っ取り早くマスク姿でもきちんと感をアップさせたいのなら、耳の延長線上でまとめた「低めのポニーテール」がおすすめです。
バサッとおろしたままの髪では、マスクが悪目立ちして顏が大きく見えがちです。首が太く、短く見えやすいというデメリットもあります。
マスク姿でポイントとなるのは、サイドの印象です。ポニーテールは、サイドがすっきりして首もしっかり出るため小顔感を簡単にアピールすることができ、清潔感のある印象を与えます。
顏がオープンになるポニーテールは、年齢を重ねると難易度が高いと思われがちですが、これは加齢による頬のたるみやほうれい線など、輪郭を気にしているからです。ですが、マスク姿なら顏の下半分がしっかり隠れてシャープ感が生まれるので、誰でも美人度がアップします。
ポニーテールのポイント
「ぼんのくぼ(後頭部の中央にある凹んだところ)」より、やや上で髪を縛った後、トップの毛束を少し引き出して後頭部をフワッとさせると、今っぽい雰囲気になれます。
■ダウンスタイルなら、2本のピンですっきり感を
髪をおろしたまま過ごしたい場合も、サイドの髪の見え方で見た目に雲泥の差が生じます。
横顏半分と首が同時に隠れるとモサッとして見えやすいので、左右の耳から後ろの髪をピンで固定してみましょう。たてのラインが協調されるので、首元がすっきり見えるほか、小顔感もアップします。
マスクをしていない時でも「なんだか今日の私、バランス悪く見えるな」と思ったら、2本のピンで耳から後ろの髪をとめてみてください。一瞬でスタイルアップ効果が期待できます。
■分け目を変えてみる
マスクをすると地味に見えやすいという人は、トップや前髪に立体感がないからかもしれません。特に、目力が弱い人や鼻の付け根が低めの人は、マスクをすると普段よりのっぺり見えがちです。
そんな時は、髪の分け目をずらしたり、普段とは逆から分け目をとってみましょう。中村アンさん風の「かき上げバング」のようにすると、正面に高さがつき、女らしい立体感が生まれて顔立ちまで華やかな印象にシフトできます。
額を全開にしたくない場合
額を全開にしたくない場合は、シースルーバングにして透け感を与えましょう。重めの前髪よりのっぺり感が解消され、立体感も加わってフェミニンな印象を与えます。
ただし、眉毛が見えやすいデザインなので、薄眉の方はきちんと眉毛を描くことを忘れないようにしてください。
マスクでほぼノーメイクの日も、髪のスタイリングを少しだけ意識すると、きちんと感は確実にアップします。マスク美人でいるために、ぜひ参考にしてください。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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