紫外線が気になるこれからの季節。今年は、いつもの夏より外出は控えめという方も多いかもしれませんが、紫外線は室内にも降り注いでいます。「室内にいるから……」と油断していると、いつの間にかお肌にダメージがでてくるかもしれません。
お肌をいい状態に保つためには、外側からのケアに加え、食べるものでしっかりビタミンやミネラルを補うことも大切です。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、お料理が苦手でも、忙しくても、さっと食べられて栄養満点の豆苗をご紹介します。
■美肌もむくみケアも!豆苗の魅力3つ
(1)β-カロテンで美肌
β-カロテンは、紫外線などで過剰に体内に発生した活性酸素から、細胞を守る働きがあります。また、体内で必要に応じてビタミンAとなって、お肌のターンオーバーをサポートして、お肌の健康を保ちます。
さらに、豆苗には美肌ビタミンであるビタミンCも豊富に含まれていますから、総合的な肌ケアに◎。
(2)ミネラルでむくみ対策
豆苗は、体内で水分バランスを保つ働きのあるカリウムが豊富な野菜です。
夏は、むくみやすくなる季節ですが、汗で体内のミネラルが失われてミネラルバランスが崩れることもむくみの一因となります。日ごろから外食や中食が多かったり、味の濃いものを好む方は、ナトリウム過多になりがちです。
豆苗でカリウムを補って、水分バランスを整えましょう!
このほか、カルシウムや鉄なども含まれていて、女性にやさしい野菜です。
(3)食物繊維で美腸に
豆苗には水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、2つの食物繊維が含まれています。
また、緩下作用のあるマグネシウムも含まれていますから、スムーズなお通じのためにも役立つ野菜です。
■1日50gでOK!
豆苗は、少量で栄養がしっかり摂れる野菜です。たった50gで、1食に推奨されるビタミンの約70%を摂ることができるのだそうです。
豆苗は生のままでも食べることができますが、さっと茹でて食べるのがおすすめです。50gは、茹でてしまえば、ほんの少量になってしまいますから、毎日ストレスなく食べることができます。
豆苗は、根がついた状態で販売されているため、比較的日持ちのする野菜です。野菜室に豆苗を買い置きしておくことをおすすめします。お惣菜を買ってきたときなど、「ちょっと味が濃いかな……」と思うものを食べるときに、豆苗を一緒に食べて、ミネラルバランスを整えましょう。
少量で栄養バツグンの豆苗。日持ちがするのもいいですよね。毎日豆苗を食べて、紫外線に負けず美肌をキープしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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