オイルは、美肌やダイエットの大敵と考え、摂取を控えている女性が多いかもしれません。しかし、良質なオイルを摂取すると、細胞膜や女性ホルモンを作る素となってくれるんです。そして、コレステロールを減らし、血圧を下げる等、アンチエイジングにも効果を発揮すると言われています。その一方で多量に摂取すると、逆に老化を招く恐れのあるオイルもあります。そこで、今回はアンチエイジングに効果のあるオイルと、老けるオイルについてご紹介します。
1.アンチエイジングに役立つ!?良質オイル
美肌をキープするためにも、アンチエイジングのためにも積極的に摂取したいのが「オメガ3脂肪酸」が多く含まれたオイル。オメガ3脂肪酸が多く含まれているオイルとは、えごま油、アマニ油、シソ油などのこと。オメガ3脂肪酸が多く含まれているオイルは、アレルギー対策やダイエットにおすすめ。生で1日大さじ1杯程度の摂取を心掛けてください。筆者は、スムージーや野菜ジュースに入れて摂取しています。または、サラダにふりかけて摂取するのも◎です。
2.摂ると老ける!? NGオイル
「トランス脂肪酸」を多く含むオイルや使用済みのオイルは、私たちの体を酸化させ、老けさせるオイルだと言われているので注意が必要です。
■トランス脂肪酸を多く含んだオイルがNGなワケ
トランス脂肪酸を含んだオイルを摂取し過ぎると、悪玉コレステロールが増えて善玉コレステロールが減るなど、健康への悪影響が指摘されています。また、心臓病のリスクが高まる他、アレルギーなどを引き起こす恐れがあります。トランス脂肪酸を多く含むオイルは、マーガリンやショートニングなどです。ショートニングはフライドポテトやケーキ、菓子類などにも多く含まれていますよ。
■使用済みオイルがNGなワケ
この他、使用済みのオイルも私たちの体を老けさせると言われています。そのワケは、使用済みのオイルは、酸化し、一部がトランス化しているから。アンチエイジングを強化するなら再利用のオイルの摂取は控えるべきです。
いつまでも若々しく美しくいたいと願うなら、新鮮で良質なオイルを普段の食生活に取り入れて、積極的に摂取することが大切。そして、体を老けさせるオイルの摂取を減らすことで、体内からアンチエイジングに取り組んでいきましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※勝田小百合著(2009)『アンチエイジングの鬼 プレミアム』(ワニブックス)
※友利新監修(2014)『肌美人になるスキンケアの基本 お悩み解消パーフェクトBOOK』(学研パブリッシング)
※農林水産省