おうち時間が長くなると、おやつの時間も充実してしまう方も多いかもしれませんね。もちろん、おやつの時間を楽しむことは悪いことではありませんが、内容によっては、腸内環境を悪化させて余分なものをため込む、いわゆる「デブ菌」を増やしてしまっているかもしれません。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、夏に気をつけたいNG食べ物を3つご紹介します。
■デブ菌育ててるかも!?夏にとりがちなNG食べ物3つ
(1)氷菓子
シャリシャリとした食感が美味しいフラッペやアイスバーなどの氷菓子。夏は冷たいものが美味しい季節ですから、たまに食べるのはいいのですが、やはり毎日のように食べるのはNG。冷たいものは身体を冷やすだけでなく、味を感じにくいため、甘味料が多く使われています。
一般的にデブ菌と呼ばれている腸内細菌は、糖の分解に関わり、身体にエネルギーをため込む性質があります。取り込まれたエネルギーをすべて消費できれば問題ありませんが、エネルギーを消費できずにいると、自然と太りやすい体質になってしまいます。
デブ菌の好物である糖が多く含まれた食べ物は、できるだけ控えたいものです。
氷菓子のようなものが食べたいときは、バナナを凍らせたり、氷とフルーツを一緒にミキサーにかけたりするのも美味しいですよ。
(2)ゼリー
プルンとした口当たりのゼリーも、夏は美味しく感じますね。ですが、氷菓子と同じ様に冷やして食べるため、甘味料が多く使われています。また、独特の食感を出すために添加物が多く使われていることもありますから、腸内環境のためには注意したいスイーツです。
おなじゼリーのような食感のものでも、寒天で固めたものであれば、食物繊維を一緒に摂ることができて、腸内環境に優しいスイーツとなります。ご自宅で作るのが一番ですが、面倒な方は寒天で作ったゼリーを選びましょう。
(3)フルーツ缶
桃やミカンなどのフルーツ缶。こちらも、冷やして食べると夏は美味しく感じますよね。
フルーツ自体は、ビタミン、ミネラル、食物繊維など腸内環境にやさしい栄養素が豊富な食べ物なですが、缶詰になっているものは、シロップ漬けのものが多くあります。シロップの部分は、とてもたくさんの甘味料が使われています。
「それでもフルーツ缶が好き!」という方は、プレーンヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの有用菌が、腸内環境美化をサポートしてくれます。
「おうち時間が増えて、少し太ってしまった……」という方は、甘いものに注意して、腸内環境をいい状態に保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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