空気が乾燥してくると、スキンケアに加えてボディのケアも必須になってきますよね。
しかし、ただお風呂上りにボディクリームを塗るだけでは、40代以降の女性には不十分です。秋の肌状態を理解して正しいアプローチをすることが、若々しい肌を保つことにつながります。
美容ライターの筆者が、しっとりツヤ肌ボディに導く秋のボディケアをご紹介します。
■紫外線により硬くなった古い角質をオフ
夏の間に浴びた紫外線の影響で、秋は顔も身体も肌が硬くなりがちです。その結果、肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が肌に居座っているケースが多くあります。
古い角質が居座ったままでは、いくら念入りにケアをしても効果が半減してしまう場合があります。また、肘や膝などの黒ずみの原因につながったり、メラニン排出が滞ることでボディにもシミができやすくなったりします。
スクラブがおすすめ
肌表面がゴワゴワして硬いようなら、ボディスクラブを使って、滞った古い角質をオフしましょう。ただし、強い力でゴシゴシとこすって肌が傷つくと逆効果になってしまうので、やさしくなでるようにスクラブを使ってください。
また、粒子の粗いソルトスクラブは、つやプラ世代には刺激を感じる方が多いと思うので、ソルトよりもマイルドなシュガースクラブやアーモンドやコーヒーなどの、天然由来成分でできたスクラブがおすすめです。
■保湿を徹底的に
スクラブをした肌は、いつも以上に乾燥しやすい状態になっているので、十分な保湿を心がけましょう。もちろん、毎日の保湿も抜かりなくしてくださいね。
筆者のおすすめは、2種類以上のボディケアアイテムを重ね付けする方法です。
お風呂上りには、もっちり弾力のある仕上がりになるボディミルクを、就寝前には保湿力が高くしっとりした肌に仕上がるボディオイルを重ね付けします。時間に余裕がある場合は、オイルを塗りながら軽くボディマッサージをしてみましょう。
肌質に合わせてアイテムを組み合わせる
使用するアイテムの保湿力はさまざまなので、「ローション+クリーム」「ミルク+クリーム」といったように、肌質に合わせてアイテムの組み合わせを考えましょう。
ただし、ボディに塗る順番は油分の少ないローションやミルクが先で、そのあとにクリームやオイルを使用するようにしてください。
■紫外線対策を怠らない
秋冬になると、紫外線対策が疎かになってはいませんか? 地表に届く紫外線の約90%を占め、肌の奥深くまで到達してシワやシミの原因につながる「UV-A」は、秋冬でも夏の1/2以上の量が降り注いでいます。
「UV-A」は波長が長く、窓ガラスや服も通過するため、秋冬でも紫外線対策は必須です。
秋冬も日焼け止めを使う
ボディスクラブでケアをしたばかりの肌は、乾燥しやすく、紫外線の影響を受けやすい状態です。ですから、日焼け止めは必ず塗りましょう。
日焼け止めを塗らず、紫外線によってまた肌が硬くごわついてしまうと、堂々巡りとなってしまいます。「朝忙しくて、全身に日焼け止めを塗る時間がない」という方は、手と首・デコルテだけは塗るようにしてくださいね。
秋冬の肌を労り、美ボディをキープしましょう。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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