老け見え部位のナンバーワンといえば「背中肉」といっても過言ではありません。いくら手足が細くても、背中にたっぷりお肉がついていると姿勢まで悪く見え、+10歳と思われてしまうかもしれません。
Yoga&エクササイズディレクターの筆者が、デスクワーク中やテレビを観ながらでも実践できる「ムダ肉解消チェアエクササイズ」をご紹介します。
■ムダ肉解消!チェアエクササイズ
今回ご紹介する動作は、イスに座ったまま上半身の体幹を鍛え、肩甲骨周辺の筋肉を刺激して背中をスッキリとさせます。
動作中は、胸の真ん中(胸骨)から腕を伸ばすように意識してください。そうすることで、肩に負担をかけずにターゲットとする肩甲骨の筋肉を鍛えることができます。
また、ねじる動作の時に腰が反ったり丸まったりしないように体幹を安定(ドローイング状態)させ、丁寧に動いてください。ちょっとしたポイントを抑えることで効果が格段に変わってくるので、フォームをチェックしながらトライしてみてください。
期待できる効果
・腹筋、背筋など体幹(胴体部分)の筋力アップ&引締め効果
・猫背姿勢の改善
・二の腕や背中のムダ肉解消
・肩こりや背中の疲れ解消
実践回数&期間
週に3〜4回を目安に実践してみてください。ボディライン、体調の変化を感じられるようになります。
ムダ肉解消チェアエクサのやり方
(1)イスに腰かけます。上腰が丸まらないように脚の付け根(股関節)から上体を倒し、両手も床方向に伸ばします。
吐く息とともに、ドローイング(お腹を腰に引寄せる)をして体幹を安定させましょう。あごも軽く引き、肩と耳をはなして姿勢を整えましょう。
(2)息を吸いながら背骨を伸ばし、吐く息で左手を胸の真ん中から真横に引き上げます。
(3)さらに、大きく息を吸いながら背骨を伸ばし、吐く息で左手を天井方向に伸ばして両胸を左側に向け、10呼吸キープします。この時も、尾てい骨から頭の先が遠くはなれるイメージで背筋を伸ばし、美しい姿勢をキープしてください。
(4)反対側も同様に動作し、左右3回づつを目安に繰り返しましょう。
おへそは床に向けたまま、おへそから上の肋骨が右側、左側へと向いていくイメージで体幹を安定させることがポイントです。そうすれば、肩甲骨の可動域も広がり、ねじりも深まります。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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