エイジング女子の健康において、健全な月経サイクルは切っても切り離せない関係。しかし、生理前に起こる腹痛や便秘、精神的な落ち込みなどの月経前症候群(PMS)に悩む方も多いのでは? そこで今回は、辛いPMS症状に効果的なハーブティーをご紹介します。
■下腹部の痛みに「ジャーマンカモミール」
おそらくほぼ全ての女性が経験している「腹部の痛み」は、子宮が収縮したり炎症物質が増加することで起こります。強力な鎮痙作用を持つアピゲニン、消炎成分のカマズレンを含むジャーマンカモミールは、こうした痛み症状を和らげてくれるハーブ。さらに身体を温める効果もあるので、生理前後が特に冷えやすいという方にオススメです。
■気分のアップダウンに「ベルベーヌ」
生理前に現れる精神的なアップダウンは、ホルモンバランスの変化に伴って起こるもので、決して珍しい症状ではありません。通称レモンバーベナと呼ばれるベルベーヌには、d-リモネンやゲラニオールといった芳香成分が豊富に含まれており、高ぶった気持ちを鎮めるのに効果的。生理前のイライラや落ち込みなど、気分のムラにお悩みの方はぜひ。
■止まらなくなる食欲に「マルベリー」
甘いものが無性に食べたくなったり、食べる勢いが止まらないなど、増幅する食欲に悩むという方も。マルベリーに含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という成分は、糖類分解を遅らせることで急激な血糖上昇を抑えてくれます。ただし、食後に飲んでも効果がないので、少し体重が気になるという方は食前に飲んでおいてくださいね。
■我慢できない眠気に「ローズマリー」
気分のリフレッシュにはよくペパーミントが用いられますが、同じシソ科のローズマリーはさらに身体全体を活気づけて眠気を吹き飛ばし、集中力も高めてくれます。またロスマリン酸やクロロゲン酸といった、抗酸化成分も含まれるためアンチエイジングにもGOOD。ただし、妊娠中の方や高血圧の方は避けるようにしてくださいね。
生理は健康のバロメーター。まずは健全な月経サイクルを心がけて生活を整えることが大切です。PMSもナチュラルケアで対処できれば、それに越したことはありません。ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)