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美肌・カゼ予防に最強!?「潤い美人のレンコン甘酒」簡単レシピ

エステ・セラピスト
町山町子

空気の乾燥や気温の変化で粘膜が弱り、風邪を引きやすくなる秋冬。長引く風邪は治りにくく、腎肺の風邪は老衰を招くと言われています。肺と腎が弱るとぜんそくやアレルギーにかかりやすく、病気になること。美容に関しても、乾燥はシワなどの老け顔を悪化させるので、これからの季節は日々のお手入れが大切。そこで今回は、健康や美容にもうれしい冬の野菜「レンコン」に注目してみました。

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■レンコンの選び方と豊富な成分

ふっくらと丸みがあり、穴がしっかり開いているものが良いレンコンです。皮の色が少しクリーム色のものが新鮮です。皮が白いレンコンは漂白されている可能性があるので、ご注意を。レンコンの主な栄養素には、ビタミンCやカルシウム、鉄分、カリウム、ビタミンB1、食物繊維、タンニン(ポリフェノール)など。とくに、タンニンの効能に注目です!

 

■ぜんそくや花粉症にも頼もしいレンコン

 タンニン(ポリフェノール)には、炎症を抑える働きや止血作用があると考えられています。胃腸機能改善や消化促進作用があるため、胃腸の炎症や潰瘍の予防になり、滋養強壮や解毒、利尿、腫物改善になると考えられます。また、ぜんそくによる痰を切って炎症を抑えてくれると言われています。最近では、花粉症などアレルギー症状の緩和に関する効果が報告されています。風邪や感染症予防にはもちろん、免疫力をアップする効果や身体のサビを落としてくれる抗酸化力もあります。

 

■美しく健やかなお肌のサポートも!?

 レンコンに含まれるビタミンCは、肌のハリを保つ働きを担っているコラーゲンの生産を助ける働きや、シミ・ソバカスを予防する働きなど、美しい肌を保つために必要な成分です。レンコンのネバネバした成分は、皮膚のヒアルロン酸量を増やしてくれる効果が期待できます。

 

■潤い美人になる「レンコン甘酒」レシピ

甘酒は、生命のパワーの源である「気」を補い、血液の循環をよくする働きがあります。お腹を温めて、冷えを改善してくれるのでレンコンとのバランス相性がよいです。ここでは、市販のもので簡単にできるレシピをご紹介します。

<材料>

 ・ 甘酒(できあいのものでもOK)
・ レンコンのおろし汁(お好みで適量)
・ しょうがすりおろし汁(お好みで適量)
・ 水(200cc)

<作り方>

鍋に甘酒と水を入れ、5〜10分ほど温めます。沸騰直前にレンコン汁を加えて、器に移したらしょうがのすりおろし汁を加えてできあがりです!寒い冬にはぴったりですね! 余ったら、冷蔵庫で2日程度保存できますので、温め直して数日間は楽しめますよ。

余談ですが、レンコンは世界三大美女の「楊貴妃(ようきひ)」がお茶として愛飲していたと記録(古事記や万葉集などに記載)もあるそう。古代中国でも薬効高い食材として愛されていたレンコン、ぜひ秋冬の食卓や一服に取り入れてみてくださいね。
(リンパ・ハーバリスト/ビューティヘルスライター 町山町子)

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【参考】

※村上百代著(2015)『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える 医者にも薬にも頼らない和の暮らし』(ダイヤモンド社)

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