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夏到来!お米の専門家がオススメする「飲む点滴・甘酒の選び方」

お米・雑穀マイスター
澁谷梨絵

8月に入り、今年も暑い夏の季節がやってきました。熱中症や夏バテ、冷房による夏風邪なども心配されるこの季節。オススメなのが、江戸時代から滋養強壮の夏バテ予防飲料として飲み継がれてきた「甘酒」。

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飲む点滴とまで言われる豊富な甘酒の栄養価を知って、猛暑を乗り切りましょう!

■まさに「飲む点滴」!栄養満点の甘酒パワーとは

甘酒とは、栄養満点の発酵飲料で、米麹とご飯とお湯から作られます。甘酒の甘みは、米のでんぷんが麹の酵素アミラーゼによって糖に変わったもの。天然の発酵甘味飲料と言えます。

ブドウ糖を始め100種類以上の酵素、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、葉酸、食物繊維、オリゴ糖など、あらゆる栄養素が含まれており、体への吸収率も高く、麹に含まれる豊富な酵素の働きによって、免疫力の改善や腸内環境の改善、疲労回復、美肌効果など、様々な効果が期待できます。

■オススメの甘酒の選び方って?

甘酒の種類とチェックすべきポイント

甘酒には、

・酒粕に砂糖とお水を入れて作るタイプ

・米と麹とお水を入れて作るタイプ

の2種類があります。麹を使って作る後者は、ノンアルコールの発酵食品。必ず「麹」と「米」と「お水」で作った甘酒を選んで! 添加物などの入っていない、できるだけシンプルな甘酒を選ぶのもポイント。

砂糖が入っていなくても酵素の働きによって甘さが出るので、添加される甘みは不要なのです。甘酒本来の栄養価が薄まってしまっては、もったいないですよね。

さらに栄養満点な甘酒の選び方

市販の甘酒は、流通上、熱処理を行っているものが多いのですが、賞味期限が短くとも、生きた酵素を摂り入れることが出来るのは熱処理の行われていない甘酒。専門店などで探してみるとより栄養価の高い甘酒に出会えますよ!

■かんたん美味しい!甘酒レシピ2つ

甘酒は、甘すぎてちょっと苦手… という方にオススメなのが、甘酒を使ったドリンクやドレッシング。ぜひ試してみて!

「甘酒とヨーグルトのスペシャル発酵ドリンク」レシピ

<材料>

甘酒大さじ2、プレーンヨーグルト大さじ2、バナナ1/4本、水60cc

<作り方>

(1)バナナをしっかりと潰す。

(2)甘酒、プレーンヨーグルト、バナナを混ぜてとろとろになったら、お水を加え、しっかり伸ばして出来上がり!

※ミキサーを持っている方は、全ての材料を加えてミキサーを掛ければ、手早く、より一層飲みやすくなります。

マヨネーズにそっくり!?「甘酒ドレッシング」レシピ

風味はマヨネーズにそっくり! ぜひお試しあれ。

<材料>

甘酒大さじ1、塩小さじ1/4、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、こしょう少々

<作り方>

(1)オリーブオイル以外の材料を全てボウルに入れてかき混ぜる。

(2)(1)にオリーブオイルを徐々に加えながら、滑らかになるまで伸ばしていく。マヨネーズくらいのかたさになったら出来上がり!

甘酒は、冬の飲料と思い込んでいる方も多いのですが、実は夏に最適の「飲む点滴」とまで呼ばれている栄養飲料! ぜひ夏こそ甘酒を飲んで、猛暑を乗り切りましょう。

(お米・雑穀マイスター/発酵食スペシャリスト 澁谷梨絵)

 

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