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あんこは実は痩せる!?意外な効果と食べ方

管理栄養士
やなぎさわ えりな

和菓子で有名な「あんこ」。甘くて美味しいだけではなく、あんこになる食材の「小豆」にたくさんの栄養が含まれており、健康や美活に一役かってくれます。

「便秘がち」「肌がくすんできた」「年齢より老けて見える」とお悩みの方は、間食にビスケットなどではなく、小豆を食べることがおすすめです。

あんこ

管理栄養士の筆者が、小豆に含まれるアンチエイジングパワーについてご紹介します。

■つやプラ世代のお悩み対策には「小豆」がぴったり

つやプラ世代のお悩み改善には「小豆」が最適

小豆には「食物繊維」「サポニン」「ポリフェノール」「鉄分」「カリウム」「タンパク質」「ビタミンB群」が多く含まれています。

便秘対策には”食物繊維”、貧血対策には”鉄分”、むくみ対策には”カリウム”が有名ですが、注目すべき栄養素は「ポリフェノール」です。ポリフェノールは抗酸化物質の一種で、動脈硬化の予防や肌のくすみ解消に役立ちます

便秘対策をサポート

小豆には「レジスタントスターチ」という難消化性でんぷんが含まれており、消化・吸収されずに腸内細菌のエサになったり、便をふやかして腸の蠕動運動を活発にする働きがあります。頑固な便秘の方は、便秘解消目的で小豆を食べてみても良いかもしれません。

レジスタントスターチは加熱すると減ってしまうので、加熱のしすぎには注意してください。

■砂糖を使わない「発酵あんこ」がおすすめ

ご存知の通り、「あんこ」を作るには大量の砂糖が必要になります。市販品のあんこは100g中カロリーが244kcal、タンパク質5.6g、脂質0.6g、炭水化物54.0gもあります。

そこで、おすすめしたいのが「発酵あんこ」です。

米麹の甘みでヘルシー&腸内環境改善

発酵あんこは砂糖を使わず、米麹を発酵させることで甘みを出すので、とてもヘルシーです。

さらに、米麹は腸内環境の改善効果が期待できます。米麹に含まれる「オリゴ糖」には便秘改善、「ビタミンB群」には肌細胞の再生促進やコラーゲンの生成効果が期待できるため、肌をきれいにしたい人におすすめの食材です。

「発酵あんこ」は市販でも売られているので、間食にぜひとり入れてみてください。

アンチエイジングパワーを秘めたあんこを使った和菓子や「発酵あんこ」を間食にとり入れれば、健康や美活に役立つおやつになります。上手に間食を楽しみながら、内側から「きれい」を目指しましょう。

(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわ えりな)

 

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