美肌のためにしていることはありますか? スキンケアアイテムにこだわったり美顔器を使ったり、毎日フェイスマスクを欠かさないなど、つい「○○すること」に注力してしまいがちですよね。しかし、美肌を育むためには「する」だけではなく「しない」ことも大切です。
美容ライターの筆者が、美肌を育てるために「しない」5つのポイントをご紹介します。
■美肌を育てる5つの「しない」ポイント
(1)ふきとりタイプのクレンジングを使うを「しない」
ふきとりタイプのクレンジング(メイク落とし)はとても便利なので、使用している方も多いと思います。しかし、メイクを落とす時に必然的にコットンで肌をこするような動きになってしまい、肌にとっては大敵の「摩擦」が起きてしまいます。
毎日その摩擦が肌に生じると肌の負担になることはもちろん、色素沈着の原因にもつながってしまう場合があるのでおすすめできません。
(2)クレンジングを長時間肌にのせるを「しない」
クレンジングにはオイルやバームなどのさまざまなタイプがありますが、どのクレンジングアイテムを使う場合でも気をつけたいことがあります。それは、クレンジングを肌に長時間のせないことです。
クレンジングアイテムの説明欄には「メイク汚れや、毛穴の奥の汚れもスッキリ」などと書かれていることが多いので、マッサージするように時間をかけてクレンジングをする方が汚れがよく落ちるだろうと思ってしまいますよね。しかし、クレンジングを肌に長時間のせていると、肌にとって必要な皮脂までもとりすぎてしまう場合があります。
皮脂をとりすぎて肌のバリア機能が低下すると、肌トラブルが起こりやすい肌を招いてしまう場合があります。また、必要な皮脂をとりすぎることで肌の乾燥が進むと、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインも感じやすくなる場合があります。
クレンジング時間は1分以内に
クレンジングを肌にのせる時間は、長くても1分までにしましょう。
そして、クレンジングを肌になじませる際は、極力摩擦が起こらないようにやさしく肌になじませるようにしてください。
(3)洗顔で皮脂をとりすぎるを「しない」
クレンジング同様、洗顔でも皮脂のとりすぎに注意してください。しっかりと汚れを落とせているように感じるためキュッとした洗い上がりが好みの方も多いように感じますが、必要な皮脂までもとり除いている場合があります。特に、日中Tゾーンがテカるタイプの方は、テカリを気にして洗いすぎていることが多いです。
なので、マイルドな洗浄力の洗顔料を選ぶようにしてください。Tゾーンのテカリが気になる方は、洗顔を泡立てたら始めにTゾーンからのせて、その後、頬に泡をのせて洗うと良いでしょう。このように、洗う順番を工夫してみてください。
そして、クレンジング同様に泡を長時間肌の肌にのせないようにすることも忘れないでください。洗顔時間も1分以内に収めましょう。
(4)熱いお湯で洗うを「しない」
顔を洗う際のお湯の温度は気にしていますか? 特に冬は寒いので、高い温度で洗っているという方も多いのではないでしょうか。
体温以上の温度のお湯で顔を洗うと肌に必要な皮脂やセラミドなどのうるおいを保つ成分が流れやすくなってしまうので、肌トラブルの原因につながったり、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインを招きやすくなってしまいます。クレンジングや洗顔の洗浄成分と相まって、肌の乾燥を引き起こす大きな要因にもなってしまいます。
顔を洗うお湯の温度は、美肌を育むために重要なポイントです。人肌程度の温度が好ましいので、体温よりも高い温度に設定しないように注意しましょう。
(5)肌をゴシゴシとこするを「しない」
肌をゴシゴシと洗ってはいけないことをご存じの方は多いと思いますが、意外と盲点なのが「すすぎ」の際の生じる摩擦です。泡を拭うように、手でこすってしまっているケースが多いと思います。
すすぎの際は手が直接肌に触れないように、お湯だけが肌に触れるようにしましょう。また、すすぐ回数が足りていない場合が圧倒的に多いので、最低30回はすすぐように心がけましょう。
■「しない」ケアもプラスして美肌を育む
美肌を育むために「しない」ポイントをご紹介しました。どれも今日からすぐに実践できる内容なので、ぜひとり入れてみてください。「しない」ケアを続けていくと、美容液やフェイスマスクなどの「する」ケアもより効果を実感しやすいので、一石二鳥になりますよ!
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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