マスクをする機会が増え、アイメイクやアイブロウに注目が集まっています。ですが、「チーク」もマスクメイクでは重要なポイントです。マスクに覆われていない箇所はあるので、若見えに重要な血色感をプラスするチークは必要不可欠でしょう。
ただチークを使うのではなく、チークの色が与える印象も理解して、若見えだけではなくより効果的にセルフプロデュースしてみましょう。
メイクアップアドバイザーの筆者が、カラー別「チークが与える印象」についてご紹介します。
■カラー別「チークが与える印象」
そのカラーのチークを入れるべき場所を示した写真では、説明のために実際のメイクよりも濃い、わかりやすい色で示しています。
ピンク:可愛らしさ
ピンクは、可愛らしさやピュアな印象を与えてくれます。
若い子が使う色という印象をおもちの方が多く、40代以降のつやプラ世代は敬遠しがちな色ですよね。ですが、彩度の高すぎないカラーを選んで小範囲に使用すれば、大人女性でも使いこなせます。しっかりぼかすことが浮かないポイントです。
また、淡いペールピンクや、ラベンダーをほんのり感じるピンクをチークのベースとして使用すると、肌の透明感を引きだしてくれます。やりすぎると逆効果なので、ごく薄く、一枚のベールをまとうような感覚で使用しましょう。
ローズ:女性らしさ
女性らしさと、上品で洗練された雰囲気を演出できるローズカラーのチークは、つやプラ世代と相性が良い色です。自然な血色感を与えてくれるので普段使いしやすく、オンオフどちらでも活躍します。
つやプラ世代がこのカラーを使用する時は、ほんの少し広めに入れるよう意識すると、顔全体がパッと明るく見えます。ファンデーションのカラーがピンク系の方は「青みのあるローズカラー」、イエロー系のカラーの方は「黄みよりのローズカラー」をチョイスすると、肌なじみが良いですよ。
オレンジ:元気でアクティブ
オレンジは、元気でアクティブな印象を与えてくれます。彩度の高い鮮やかなオレンジは、つやプラ世代は敬遠しがちですが、少し落ち着いた色味のオレンジは都会的でオシャレな雰囲気に仕上がるので、大人女性もとり入れやすいカラーです。
オレンジチークは、顔の中心にあるほど若々しく活発な印象に仕上がります。しかし、つやプラ世代がオレンジを使用する場合は、頬骨に沿うように少し斜めにシャープに入れる方が、オレンジが与える印象とのバランスが良くなります。
コーラル・コーラルピンク:やさしい雰囲気
女性らしさや、やさしい雰囲気を引きだしてくれるコーラル系のカラーは、使う人をあまり選ばない万能カラーです。オン・オフのどちらでも使用できるので、シーンも選びません。
温かみのあるカラーなので、もともとその人がもっている血色感であるように演出できるのが、最大の利点です。コーラルのもつ自然な血色感を活かすため、丸顔さんは「斜めに少しシャープに」、面長さんは「横楕円系に」、逆三角さんは「丸く」など、骨格に合わせて使用しましょう。
レッド・バーガンディ:色っぽい大人女性
ぐっと大人女性の雰囲気に仕上げてくれるレッド・バーガンディ系のチークは、内側からにじみ出るようなじゅわっとした血色感を与えてくれるのが特徴です。湿度を感じる血色感が色っぽい印象を与えるので、オフィスには不向きですが、日が落ちてからのシーンにはとてもマッチして、表情をドラマティックに演出してくれます。
カラーのコントロールが少しむずかしいので、パレット付属のブラシではなくチークブラシでふんわり入れることを意識しましょう。
ベージュ:知的で落ち着いた大人女性
知的で落ち着いた大人の印象に仕上がるベージュ系のチークは、シェーディングとしても使用できるので、小顔効果が狙えます。敬遠する方もいるかもしれませんが、つやプラ世代には血色感が必要なので、同じベージュでも「イエローベージュ」や「グレージュ」「ウォームベージュ」など、カラー選びを間違わなければ失敗しにくいでしょう。
血色感が欲しい場合は、レッドやオレンジの要素を感じる「ウォームベージュ」を選びましょう。また、「ピンクベージュ」は女性らしさもプラスされ、よりやわらかな雰囲気に仕上がります。
チークの色次第で印象を変えることができます。その時の気分に合わせて変えてみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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