2015年11月23日
便秘解消に山椒!?寒〜い朝に◎「腸活ホットドリンク」レシピ
朝晩は、随分と冷え込むようになってきましたね。冷え取りに効果のある食材といえば、「生姜」が有名ですが、もう一つおすすめしたいのが「山椒」。
全身の冷え取りはもちろん、腸の動きを促す働きがあり、冷えが原因で起こる便秘にお悩みの方におすすめですよ。
■ピリリが効く!?「山椒」の冷え便秘解消パワー
●血流UPで冷えを解消!
カゴメの研究によれば、山椒には血管の内側にある細胞に働きかけ血管を拡張させて、血流をスムーズにする働きがあるそう。さらに、手足だけでなく、身体深部の冷えを改善し、胃腸の働きもサポートします。
●胃・腸の働きをスムーズに
山椒の辛味成分「サンショオール」は、胃腸薬としても使われている成分。脳を刺激して内臓の働きを活発にする作用があり、胃を丈夫にし腸の働きを整えます。また、小腸を刺激して腸のぜん動運動を促す作用があるため、腸の血流がスムーズになります。更に、ぜん動運動が促されることで、便秘解消にも期待ができます。
■冷え便秘に!寒い朝の腸温めドリンクレシピ
+ジンジャーパウダーで効果UP!ジンジャー山椒ミルクティー
山椒の腸の働きを刺激する効果は、生姜と組み合わせることで相乗効果が得られることがわかっています。
また、生姜を加熱・乾燥させて作ったジンジャーパウダーは、交感神経を刺激して、既に蓄積されている脂肪を燃焼させて熱を作り出し、身体を芯から温める働きがありますから、ダイエット効果も期待できて一石二鳥。ミルクティーに加えれば、生姜や山椒の辛味がまろやかになります。
香りで巡りUP!山椒入り柚子茶
東洋医学では、柚子やミカンなどの柑橘系のフルーツは、気の巡りを良くする食材と言われています。また、柚子にも、血流を改善する効果があり朝の冷えた身体に優しい飲み物です。柚子茶の甘味と山椒の辛味の相性も良いですよ。
これからの季節は、外気温の低さから、朝は身体が温まりにくい季節です。山椒や生姜を摂って、身体を芯から温め、朝のスッキリをサポートしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※月桂樹や山椒などに血圧を低下させる効果を究明 – カゴメ
※山椒 – わかさ生活
※大建中湯の肝循環動能に対する効果 – 漢方スクエア
※FDAが臨床研究を行っている漢方薬 – m3.com
※ショウガ辛味成分による脂肪細胞機能の抑制 – 中部大学津田研究室
※しょうが – わかさ生活
※ユズ – わかさ生活
※2014年12月号「からだにいいこと」からだにいいコトバ辞典【ジンゲロール】(祥伝社)