普段は感じなくても、ストレスや疲労による影響は目に見えないところで起こっています。急に体調に支障をきたさないよう、普段から対処をしておきたいですよね。今回は簡単でリラックスできるツボ押しでストレスや疲労による負担をケアする方法をお知らせします。
■体力や気力を高める「涌泉(ゆうせん)」
人はストレスを感じるとストレス対処ホルモンである「コルチゾール」を出します。しかしストレス状態が長く続くと、コルチゾールが出続けてしまい、副腎が疲れてしまいます。身体が疲れを感じた時に「涌泉」を押せば、副腎に作用し、体力や気力を高めてくれます。
足の指を曲げた時にできる、土踏まずの上のくぼんだところを、3秒ごとに押したりゆるめたりして、温かくなるまで行いましょう。
■眼精疲労には「天柱(てんちゅう)」
首から上の疲れに効くツボが「天柱」。眼精疲労だけではなく、頭の疲れなど首から上の症状に効果的です。髪の生え際にある真ん中のくぼみから、両側に親指1本分外にあり、頭を支える2本の太い僧帽筋(そうぼうきん)の上に位置しています。ここを息を吐きながらゆっくり押し、息を吸いながらゆっくりと指をはなします。これを左右6〜8回ずつ行います。
■全身の疲れに「足三里(あしさんり)」
全身の疲れやだるさに効くツボが「足三里」です。中国では無病長寿のツボとして昔から重宝されてきました。消化と排泄を整えスッキリさせます。膝のお皿の下から指4本分くらい下のスネの外側にあります。ここを、2~3分かけて刺激してみて下さい。
いかがでしたか? 今回は自分でマッサージする方法をお知らせしましたが、ツボは最近女性の間でも話題の「お灸」を使って刺激してもOKです。書籍なども出ていますし、アロマやフローラルな香りのお灸や、火を使わないものもありますので、自分で押すのが面倒くさいという人は利用してもいいかもしれませんね。セルフケアで疲れを取って、年末年始を乗り切って下さいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※疲れが取れるツボ – 沢井製薬
※白澤卓二著(2012)『年を取るほど健康になる!ワンダフルエイジング7つの法則』(PHP研究所)
※福辻鋭記著(2011)『正しいツボの見つけ方・押し方―立体イラストでツボがわかる!』(西東社)
※とっておきの13のツボ – せんねん灸
※夏を乗り切る胃腸のツボ<足三里>