春は多くの「豆類」が旬を迎えます。そんな豆類には代謝アップをサポートする栄養素が豊富に含まれています。薄着の季節が近づくこの時期、代謝アップで余分な糖質や脂肪をため込まない「ヤセ体質」を目指したいですね!
インナービューティー料理研究家の筆者が、毎日食べたい豆類と簡単レシピをご紹介します。
■豆類がヤセ体質作りにおすすめな理由
代謝アップに
ほとんどの豆類には、ビタミンB1やビタミンB2などの「ビタミンB群」が豊富です。これらは体内の余分な糖質や脂質の代謝に働くビタミンで、疲労回復効果も期待されています。
春のヤセ体質作りにはもちろん、季節の変わり目のストレスケアのためにも積極的にとり入れたいビタミンです。
腸活に
豆類には腸活に欠かせない「食物繊維」も豊富です。便通を改善することで、ポッコリ下腹部のラインをすっきりと整えてくれます。
ヨーグルトなどの乳製品や味噌などの発酵食品と合わせることで、より腸活効果が高まります。
新陳代謝アップに
豆類に豊富な「たんぱく質」は、新陳代謝アップにも欠かせない栄養素です。エネルギー源にもなり、身体全体の機能の調整にも深くかかわる栄養素なので「溜め込まない巡りの良い身体作り」に欠かせません。
他にも豆類にはむくみ予防に役立つ「カリウム」や不足しがちな「カルシウム」などのさまざまな栄養を含んでいる優秀食材です。春のヤセ体質作りや美容と健康をサポートする食材として、積極的に食卓にとり入れて楽しみたいですね。
■入手しやすい旬の豆類と簡単レシピ
グリーンピース
冷凍品は年中手に入りますが、旬の時期のフレッシュなグリーンピースの美味しさは格別。さやから出してご飯と一緒に炊き上げる「豆ご飯」が手軽なのでおすすめです。
さやから出した豆を塩茹でして冷凍保存しておけば、オムレツやカレーの具材などにさっと使えて便利です。さやから出してあるものは鮮度が落ちて皮がかたいものが多いので、選ぶ際は「さやごと」がおすすめです。
そら豆
大粒のそら豆は甘みが強く、ホクホクとした味わいが特徴。さやごと焦げ目がつくまでグリルで焼き、さやから出していただくのが手軽なのでおすすめです。
ほんの少し塩や味噌をそえていただけば、そら豆本来の甘みがより一層引き立ちます。選ぶ際は、さやに黒ずみがなくハリがあるものを選びましょう。
スナップえんどう
さやごと食べることができ、触感も楽しいスナップエンドウ。さやも甘みが強いので、塩茹でするだけで小さなお子さまや「豆類は苦手」という方も美味しくいただけます。
さっと塩茹でして縦半分に切ってからいつものサラダにそえるだけで、栄養価も高まり見た目もおしゃれなひと品に。選ぶ際は、さやにハリ・ツヤがあり、ヘタがしおれていないものを選びましょう。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ