年齢とともに、髪や頭皮の状態は変化します。若い時は困ることのなかったヘアスタイリングも、「なんとなく決まらない」「何をしたら良いのかわからない」というお悩みを感じるのもつやプラ世代の特徴です。
メイクアップアーティストの筆者が実践している、朝の若見えヘアケアルーティンをご紹介します。
■朝の若見えヘアケアルーティン
寝癖をなおす
夜寝る前にどんなにきれいに整えても、枕と頭に挟まれた髪には寝癖がついてしまいます。乱れが気にならない場合でも、実は根元がつぶれて老け見えしている可能性があります。
後頭部や頭頂部の後ろ側は、自分でチェックしづらいので特に気をつけましょう。
頭皮用ローションで根元をぬらす
若見えヘアには、ふんわりとした立ち上がりが欠かせません。まずは寝ている間に潰れてしまった根元をしっかりとぬらします。うねりの出ている毛の部分ではなく、根元をぬらすことでふんわりとボリューム感のあるスタイリングができます。
この時、育毛剤や頭皮用美容液などを使用すると、頭皮ケアをしながらしっかりと水分を行き渡らせることができるので一石二鳥です。また、夜のシャンプー後、ドライヤーで丁寧に乾かしておくと寝癖がつきにくくなります。
ブラシ付きドライヤーで根元を立ち上げる
しっかりと湿らせた根元を立ち上げて乾かします。画像のように、毛流れを逆さにし(左側の髪は右へ、右の髪は左へ)、根元が乾くまでとかします。
毛先を整える
毛先に軽いカールをつけて整えます。画像のように毛先をブラシに巻きつけるようにして温風をあてます。
5秒程度温風をあてたら、そのままの状態で風を止めてキープします(または冷風に切り替える)。髪を温めてクセづけし、その形のまま冷ますとカールがとれにくくなります。
この時、頭をまっすぐにした状態で毛先を引っ張るとせっかく立ち上げた根元が潰れてしまいます。少し首を傾げるようにして、毛先を下に引っ張っても根元に隙間がある状態で行うと良いでしょう。
仕上げ
美しい仕上がりをキープするために、髪の状態にあったスタイリング剤を使用してボリューム感をコントロールしてください。
毛先が広がりやすい方・パサつきが気になる場合:ヘアオイル
ダメージが少なく、適度な毛量がある方:ヘアミルク(オイルの場合はごく少量)
髪が細く潰れやすい方:セット力のあるワックスなどを毛の中間〜毛先に軽くつける
いかにもセットしましたという仕上がりではなくても、若見えヘアには手間が必要です。ちょっとしたことで印象を左右しますので、髪にお悩みのある方はぜひとり入れてみてください。
■今回使ったブラシ付きドライヤー
復元スタイラー LJS-365R/LOUVREDO Re-viii
今回はこちらのドライヤーを使用しました。髪を傷ませないという発想で開発され、低温と独自のフィルター構造が特徴です。
本来のヘアセット機能に加え、頭皮マッサージにも使うことができます。
(全2色 税込価格21,450円)
自宅でも簡単に若見えヘアが叶います。ぜひ、挑戦してみてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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