「ヘアスタイルを流行りの濡れツヤにしてみたいけれど、専用のスタイリング剤を買って失敗したらどうしよう」と悩む方も多いのではないでしょうか。
美容師、ヘアメイクとして活躍する筆者が、ワセリンでできる濡れツヤスタイリングのコツをご紹介します。
■ワセリンでできる濡れツヤスタイリングのコツ
(1)スタイリングをする前に仕上がりのイメージを決めます。フワフワなウェーブスタイルにしたい時は、軽く全体をコテで巻きます。すでにパーマをかけている方は、そのままでOKです。
また、ストレートヘアで濡れツヤにしたい場合は、よほどひどいクセ毛でない限り、スタイリング前にアイロンは使わなくてOKです。
(2)髪全体を水で少し濡らします。
コテであらかじめ巻いた方は、カールがとれないように少しだけ湿らせる程度でかまいません。水スプレーを使うと全体にまんべんなく湿らせることができるのでおすすめです。
パーマをかけている方やストレートヘアで濡れツヤにしたい方は、しっかりと水で濡らし、タオルドライで半乾きの状態にします。水がしたたり落ちない程度までタオルドライをしてください。
(3)髪にワセリンをつけます。髪の長さによってワセリンの量は変わりますが、ショートであれば一円玉くらい、ミディアムからロングヘアの方は500円玉くらいが目安になります。
濡れ感にも好みがあるので、自分の好みに合わせて目安の量から調整していただいてかまいません。
ポイント
ワセリンを適量とったら、手にまんべんなく広げることがポイントです。手のひらだけではなく指の間にもワセリンをつけておくと、髪の毛にムラなくつけることができますよ。
つける時は最初に毛先から中間部分に馴染ませて、最後に髪の毛の根本に馴染ませます。根本にワセリンをつけすぎるとトップがペタンとしてしまうので、手に残っている少ない量のワセリンで馴染ませるようにしましょう。
ウェーブにしたい方は、髪の毛をもみ込むようにしてワセリンをつけると、ウェーブがしっかりとできます。ストレートにしたい方は、全体的にワセリンをもみ込んだ後に手ぐしでストレートにして、最後にクシでとかせば完成です。
ワセリンを使った濡れツヤスタイリングは、ワックスなどを使わないでもラクにセットができるやり方です。また、スタイリング剤だと肌が荒れやすいという敏感肌の方にも使いやすいので、ぜひ試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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