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春夏はペタンコ髪になりやすい?ふんわりヘアキープのコツ


小澤佐知子

大人髪の悩みで目立つのが「ボリュームの減少」。加齢により“髪痩せ”が起こることが主な原因です。

髪痩せは、毛髪1本1本のハリコシ感が弱くなるため、フワッとしたシルエットが作りにくくなるのが特徴です。

ふんわりヘア

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、ボリュームが減少した髪のトップをフワッとさせる方法を紹介します。

■毛髪の変化に加え、初夏はボリュームダウンの原因が増加!

ボリュームの減少によりトップが潰れると、老け見えしやすいだけでなく、全体のフォルムがアンバランスになって、「一日中髪型がきまらない」という悩みも抱えてしまいますよね。

これからの季節は湿度も高くなるため、より一層、ペタンコ髪に対するストレスも増加しがちです。また、をかくことで根元のスタイリングも潰れやすくなりますし、「暑いから……」とドライヤーを怠ると、きれいなふんわり感が損なわれてしまいます。

このように、様々なことが原因で、初夏から夏場は髪のボリュームがより一層ダウンしやすい時期。スタイリングやヘアケアを見直しながら、これからのシーズンも、「美しいふんわりトップ」を意識することが大切です。

■髪のトップの「ふんわり」をアップさせる方法5つ

(1)ドライ時はハンドブローが基本

シャンプー後のドライヤーを使用する際に、終始ブラシを使っていませんか?

最初からブラシを使用すると、トップの根元を潰しながら乾かしてしまうため、仕上がりもふんわりしませんし、内側に水分が残りがちです。

ハンドブローを基本として、以下の手順で乾かすようにしましょう。

(1)一度簡単にブラシを

まずはタオルドライをしっかり行ったら、一度、簡単にブラシを通します。

(2)“根元を中心”に熱を当てる

トップの根元側を指で引き上げながら、“根元を中心”に、ドライヤーの熱を当てます。

このときのイメージは、「伸びきったゴムをピンと引き伸ばす」感覚で。根元のゆがみも落ち着いて、きれいなヘアラインになります。

(3)さまざまな方向から乾かす

その後、下を向いてトップの髪を前方へ垂らして熱を当てたりして、いつもと違う分け目の方向に乾かします。

360度・全方位から乾かすと、根元がピンと立ち上がりやすくなります。このときも、根元側にテンションをかけるように行います。

(4)8割乾いたらブラシで整える

8割ほど乾いたら、ブラシを使ってフォルムを整えます。

水分を残さず、完全に乾かすつもりでブローをすることが大事です。ドライが甘いと、残った水分によって、再び髪がペタンとしてしまいますから、注意していきましょう。

ふんわり系のヘアミストなどをトップに付けてから乾かすと、よりスムーズにボリュームアップが可能です。

(2)ぶきっちょさんなら根元パーマやカーラーがおすすめ

「毎日のふんわりブローが少々面倒……」とか、「器用じゃないから上手にできない!」という人は、根元だけに行う“部分パーマ”をかけるのもおすすめです。

最近は、韓国発「プリカール」と呼ばれる根元専用パーマが大ブームとなっています。専用のロッドを使用して、トップの根元側をフワッと立たせることで、その視覚効果により、日本人に多いハチ張りもカバーできると話題です。

また、パーマに抵抗のある方は、ブローの際にマジックカーラーを使うと便利。大きめのタイプを用意し、フロントにひとつ、トップにひとつそれぞれを“外巻”に巻きつけて、10分前後放置するだけで、自然なふんわり感が叶います。

(3)ロングよりショートヘアで楽々ふんわり!

ロングヘアは女性らしい印象を与えやすい反面、ハリコシが失われてくると、髪の重みでどうしても根元がペタンとしやすい側面も。

一方、ショートヘアは髪1本1本が短い分、ふんわりとしたクセがつきやすいのも特徴です。特にレイヤーを入れることで、より立体感がつきやすいので、普段のスタイリングもかなり楽になります。

このように、ペタンコ髪で悩む人は、自分に似合うショートをみつけることも一つの手。信頼できる美容師さんに相談しながら、あなたに似合うふんわりショートを手に入れましょう。

(4)トリートメントの塗り方を見直してみる

髪ダメージを修復してくれるトリートメントは、基本的には毛先を中心に使用するアイテムです。中には根元からたっぷり塗布する人もいますが、頭皮にトリートメントが残ることで毛穴を塞ぐと、ピンと立ちあがって生えている根元の毛もペタンとして、ボリュームが出なくなってしまいます。

また、根元の毛は新生毛のため、毛先に比べて健康な毛髪。そのため、トリートメント剤成分が重く出てしまい、結果的にペタンとする人も。

毎日トリートメントを使いたい人は、毛先~中間のみになじませ、すすぎもしっかり行うようにしましょう。また、トリートメントの替わりにコンディショナーを使用すると、ライトな仕上がりになるため、フワッと軽いシルエットが作りやすいです。

(5)ボリュームアップ用のインバスアイテムを使用してみる

近ごろは、インバスアイテムでふんわり髪を作るヘアケアブランドが数多く登場しています。

根元に軽さを出すために、1本でシャンプーとコンディショナーを兼ね備えたタイプや、頭皮からの改善を目指す、シャンプー+コンディショナー+頭皮セラムがライン使いできるものなど、さまざまです。

このように、インバスアイテムからボリュームアップ用を使用すると、ドライ時に手こずることなく、自然なふんわり感が楽に手に入ります。

時々スキンケアを見直すように、シャンプーなどのヘアケアも、髪質の変化に合わせてチェンジしていくとよいでしょう。

■髪のトップを「ふんわり」させるおすすめアイテム

ファイブハーブス ボリューム&ストレングス/ロクシタンジャポン

薄毛やペタンコ髪をカバー!ふんわりトップの簡単な作り方

(画像左から、同シリーズシャンプー、コンディショナー、スカルプセラム)

「髪が細くてボリュームが出ない」「髪一本一本が切れやすい」「加齢や産後などで髪質の変化や髪のボリュームが減った」と感じる方のための、この春登場の新ヘアケアシリーズ。植物の力で、髪にハリ・コシを与え、根元から立ち上がるボリューム髪へ導きます。
(ファイブハーブス ボリューム&ストレングスシャンプー 300ml 税込価格2,860円/同コンディショナー 250ml 税込価格2,860円/同スカルプセラム 100ml 税込価格4,290円)

泡でふんわり薬用オールインワンシャンプー/山田養蜂場

薄毛やペタンコ髪をカバー!ふんわりトップの簡単な作り方

1本で、シャンプー、リンス、トリートメント、地肌ケア、育毛ケアの5つの機能をもつ、医薬部外品の薬用オールインワンシャンプーです。

11種のアミノ酸と加水分解ケラチンを配合することで、ダメージを補修し、ハリ・コシ成分が洗い上がりのふんわりを実現します。頭皮ケア成分が、地肌を整え、育毛もサポートしてくれます。
(450ml 税込価格4,400円)

夏はヘアスタイルが崩れやすい季節ですが、ちょっとしたコツを覚えておくと、大人髪に多いペタンコ髪も、今よりふんわり感がアップします。ボリュームアップアイテムやテクニックを味方につけて、いつでも上品&華やかなふんわりトップをキープしていきましょう!

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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【参考】
ファイブハーブス ボリューム&ストレングス – ロクシタンジャポン
泡でふんわり薬用オールインワンシャンプー – 山田養蜂場

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