「食生活に気を配りたいけれど、どの食材を買ったらいいのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。特に、魚は悩みやすい食材かと思います。
そんな迷った時におすすめしたい魚は「鮭」。鮭には、つやプラ世代の皆さまが抱えやすいお悩みをサポートする効能がつまっています。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、鮭の効能とお悩み別に鮭と組み合わせたい食材をご紹介します。
■薬膳的、鮭の効能とは
薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、「鮭」には以下の働きがあると考えます。
・血(けつ)の巡りを良くする:肌の代謝アップを狙いシミ対策に役立つ
・血の量を増やす:肌や髪に栄養を与える血を増やすことで、美髪や美肌に導く
・生命エネルギーである気(き)の量を増やす:疲労回復や冷え対策に役立つ
つやプラ世代のお悩みをサポートする効能ばかりではないでしょうか。もちろん、鮭だけを調理して食べてもいいのですが、せっかくならばさらに効能を活かしたいですよね。
薬膳では、組み合わせる食材が重要だと考えます。シミ対策や美髪、疲労という3つのテーマに合わせて、おすすめの組み合わせをご紹介します。
■お悩み別!鮭と組み合わせたい食材
シミ対策:鮭×玉ねぎ
鮭も玉ねぎも血の巡りをスムーズにする働きがあるので、シミ対策に役立つ組み合わせです。
おすすめの食べ方
鮭+玉ねぎ+ニンジン+パセリのホイル焼きは、簡単料理で胃腸にも負担がかかりにくいのでおすすめです。
鮭一切れに、薄切りにした玉ねぎ、細切りにしたニンジンをのせてホイルで巻き、具材に火が通るまで焼きます。パセリをトッピングしたら完成です。
ヘアケア:鮭×キャベツ
「腎(じん)」という臓腑を労わる食材をプラスすることで、より美髪に導くことができます。キャベツには腎を労わる働きが期待できます。
おすすめの食べ方
鮭+キャベツ+ニンジンの味噌汁がおすすめです。味噌にも腎を労わる働きが期待できます。
ニンジンは血の量アップが狙えますので、鮭と合わせることでさらに血の量を増やす組み合わせになります。
疲労回復:鮭×じゃがいも
イモ類には疲労回復の効果が期待できます。鮭と組み合わせることで、より疲労回復を狙えます。
おすすめの食べ方
じゃがいもを柔らかくなるまで茹で、焼いた鮭と炒めます。バターと醤油で味付けをすれば、食欲がすすむ一品が完成します。
バターにも疲労を癒す効果が期待できます。
「料理のレパートリーに自信がない」と、魚を買うことをためらってしまう方も多いかもしれませんが、健康や美容のためにも魚を食べる習慣を身に着けたいところです。「鮭料理」を増やして内側からシミ対策を心がけていきましょう!
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
【関連記事】
・実はポリフェノール豊富!美肌&美腸に毎日食べたい果物って
・白髪を減らすために食べるべき食材7つ
・コーヒーで腸内細菌が増える?腸活に役立つコーヒーの飲み方
・無理なく痩せ癖がつく?飲むだけで代謝が上がる白湯4つ