気温が上がり嬉しい反面、「シミ」が気になりますよね。つやプラ世代の皆さまはUV対策を意識されている方が多いと思いますが、食事でもUV対策をしっかりと意識してシミ予防に役立てましょう。
とはいえ、手間のかかる料理は長続きしませんよね。そんな時に頼れるのが「缶詰」です。実は、缶詰でも薬膳料理を作ることができるのです。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、鯖缶を使ったシミ対策レシピをご紹介します。
■鯖の薬膳的効能
薬膳の世界では、肌に栄養を与える血の量が足りていないとシミを招くと考えます。血が少なくなり巡りが悪くなるのは、ストレスや冷え、睡眠不足が主な原因として挙げられます。
つやプラ世代の皆さまは毎日多忙な方が多いので、ストレスを抱えやすかったり十分な睡眠がとりづらいと思います。なので、必然的に血の量が少なくなり巡りが悪くなりやすいのです。だからこそ、毎日食べるもので補うことが大切です。
そこでおすすめなのが、血を増やすことと巡らせることの両方に役立つ「鯖缶」です。鯖には以下の効能が期待できます。
・肌の栄養となる「血(けつ)」を補う
・血の巡りをスムーズにする
■焼くまで5分!鯖缶のオーブン焼き
材料(1人分)
・鯖缶 1個
・たまねぎ 1個
・チーズ 適量
・パン粉 適量
・パセリ 適量
作り方
(1)たまねぎを薄くスライスします。
(2)汁気をとりのぞき鯖缶を耐熱皿にうつします。その上に玉ねぎ→チーズ→パン粉をのせてオーブンで焼き目がつくまで焼きます。
(3)刻んだパセリ(パセリの粉でも可)をのせて完成です。
■薬膳は組み合わせが大事
薬膳というと手に入りにくい食材や生薬のイメージがありますが、自然界にある食材には全て意味があると考えます。ですから、普段食べている食材こそ薬膳になるのです。そして、その食材を自分の体質や体調に合わせて選び、組み合わせていくことが薬膳です。
今回はシミ対策をテーマにしているので、血の量を増やし巡りをスムーズにするために必要な「鯖」「玉ねぎ」「パセリ」をチョイスしました。1つの食材だけではなく、同じ効能をもつ食材同士を組み合わせることで効果アップを狙います。
疲れて帰ってきてもすぐに作ることができる手軽さでありながら、ご飯やお酒のお供にもなる一品です。コツコツいただき、内側からUVケアをしていきましょう!
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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