今ではファッションの一部となっている「眼鏡」。40〜50代になると視力が低下して手元が見えづらい方が増えてくるので、眼鏡は必需品ですよね。
ヘアメイクの筆者が、眼鏡使用時の目元のポイントメイクをご紹介します。
■眼鏡使用時もアイメイクをした方が良い理由
「眼鏡をかけると目元が少し隠れるから」と、手抜きアイメイクになることが多いと思います。ですが、実際目元は思うほど隠れていませんし、レンズの種類によっては目元の粗がハッキリと相手に見られている場合があります。
眼鏡使用時は、メイクを足したり引いたりして、眼鏡美人を目指しましょう。
■眼鏡アイメイクのポイント
アイシャドウ
まぶたにハリがなくなるとたるみやくぼみが目立ちやすいため、くすみのない淡いピンクやベージュのアイシャドウを使用することで、きれいな目元を演出します。
そして、濃い色をまぶたのきわ(目尻)だけに足して締めましょう。ナチュラルなパール感のものを選び、ラメ感が強いものは控えめにしましょう。
アイライン
まぶたが痩せてたるんでくると目元の印象がぼやけるので、大人世代にアイラインは欠かせないアイテムです。そのうえで、大人世代はアイラインを長く引かないことがポイントです。
アイラインを長く描きすぎるとたるみを強調しやすいので、目尻側を少し太めに角度を上げるように描きましょう。
マスカラ
マスカラは根元から軽めに塗りましょう。
まつ毛はビューラーで上げすぎないことがポイントです。上げ過ぎると眼鏡のフレームにあたってしまうため、注意が必要です。
同様に、まつ毛エクステを装着している方は、まつ毛にボリュームがありフレームに当たってしまうことがあるため、眼鏡屋さんで目、鼻、耳の距離の角度調整が必要になる場合がありますので、ご注意ください。
■レンズで変わる!?眼鏡着用時に合わせたアイメイクのやり方
レンズの種類により、目元の印象は変わります。実際の目よりも異なって見えやすいため、「眼鏡メイク」で調整が必要なのです。
近視の場合
近視の場合、レンズで目が小さく見える傾向があります。少し濃いめのメイクで目を大きく見せましょう。
(1)アイシャドウを2色使います。ベースとなる薄めの色をまぶた全体に塗り、濃いめの色を二重の幅より少し大きめに重ねます。
この時、まぶたのきわ(目尻)にもう一度濃い色を重ねると、目元が締まります。色はブラウン系、ピンク系、ゴールド系など、ラメが強くないパール感のあるものが上品に仕上がります。
(2)アイラインは目尻のきわに太めに引いて、あまり長く描かないようにしましょう。
(3)マスカラは根元からしっかり重ねづけします。まつ毛はビューラーで上げすぎないように注意しましょう。マスカラを塗りたくない方は、アイシャドウやアイラインを足して調整してください。
遠視、老眼の場合
遠視と老眼の場合、レンズで目が大きく腫れぼったく見えることがあります。そのため、アイメイクは軽めにすることがポイントです。
(1)アイシャドウの色は濃くないものにしましょう。まぶたになじむベージュ系、淡いピンク系、パープル系がおすすめです。
まぶた全体に、アイシャドウを広げるように塗ります。
(2)アイラインを引く場合は細く引きましょう。アイシャドウにラインが馴染むように引いた後、綿棒などで軽くぼかすと、アイシャドウと馴染んでやさしい目元を演出します。
(3)マスカラも軽く塗ります。マスカラを塗りたくない方は、近視同様にアイシャドウやアイラインを濃くして、目元の印象を強くするよう調整してください。
眼鏡のレンズだけではなく、フレームの形や色によっても眉毛の形を変えたり、洋服に似合わせてアイラインのカラーを黒以外の色に変えたりして、お洒落を楽しんでみてください。
(ヘアメイクアップアーティスト rika)
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