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隠したい肌悩み別!コンシーラーの選び方&使い方の基本

ヘアメイク
西村 リサ

シミ、シワ、くすみ、ニキビ跡などの大人の肌悩みの強い味方といえば「コンシーラー」です。気になるポイントに一手間加えると瞬時に効果を実感できるので、40~50代の方にぜひ使っていただきたいアイテムですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。

コンシーラー

メイクアップアーティストの筆者が、基本的なコンシーラーの種類と使い方についてご紹介します。

■コンシーラーとは

コンシーラーは、均一に整った美しい肌色を目指すうえで色ムラの原因となるシミやくすみ、ニキビ跡、あざなどを隠す(カバーする)目的で使用するベースメイクアイテムのひとつです。

ファンデーションだけではカバーすることが難しい肌悩みをしっかり隠してくれるので、肌に色むらが出やすい40~50代の方にはぜひ使っていただきたいアイテムです。コンシーラーを使って気になる部分を上手に隠すことができれば、ファンデーションの厚塗りを防ぐこともできます。

コンシーラーは肌を覆い隠すので素肌にはなじみづらく、隠すことを目的としているので自分の肌との色合わせが特に重要です。現在では、一括りにコンシーラーといっても、目的に合わせてカバー力や質感が多様化しています。

上手にコンシーラーを使いこなすために、まずは自分の目的にあったアイテム選びをしましょう。

シミ・ニキビ跡:スティック、ジャー、パレットタイプ

シミ・ニキビ跡:スティック、ジャー、パレットタイプ

もっとも汎用性の高いコンシーラーの形状で、本来の目的である隠すことに特化しています。固形であるため、つける量の調整がしやすくのせたい場所に的確にアプローチできます。

凹凸のない色だけを隠したいニキビ跡やシミなどのカバーに便利です。画像はスティックタイプですが、各メーカーによってカバー力や固さに違いがあり、チューブやジャータイプのコンシーラーでも固めなものは同様です。

動きの多い部分に使うとよれる傾向があります。なので、仕上げにフェイスパウダーを併用するとよいでしょう。

くま:ジャー、パレットタイプ

くま:ジャー、パレットタイプ

皮膚の薄い目の周りは、できるだけ厚みが出ないようにカバーしたい部分です。

パレットに入っているような固形タイプのコンシーラーは、少量でもしっかりカバー力が得られるものが多いです。ただし、厚塗りすると粉っぽくなる可能性が高いので、厚塗りしたい場合はスティックタイプやチューブタイプのようなクリーミーな形状のコンシーラーを使うことで、乾いた印象をさけられます。

ニキビ、ニキビ跡:アプリケーター、チューブタイプ

ニキビ、ニキビ跡:アプリケーター、チューブタイプ

炎症がおさまりかけたニキビや凹凸が残っているニキビには、液状〜ペースト状のコンシーラーがおすすめです。写真のようなアプリケータータイプやチューブタイプがこれに該当します。

カバーしたい部分にのせると、細かい凹みや隙間に色が入ります。隠したいものが見えなくなったら、指先やブラシなどで余分なコンシーラーをなじませます。

シワ、たるみ:筆ペンタイプ

シワ、たるみ:筆ペンタイプ

シワやたるみに対してコンシーラーを使うという発想は、本来の隠す目的とは異なります。コンシーラーを塗ってシワが消えるのではなく、シワによってできる影をカバーして明るくすることでシワやたるみを目立たなくさせます

ここで必要になるのは、カバー力よりも“明るさ”です。筆ペンタイプのコンシーラーは、みずみずしく厚みのでない仕上がりになります。ほうれい線や目の下のたるみのラインをなぞり、叩き込むようにやさしくなじませます。

コンシーラーは色選びと全体のバランスが重要

いずれのタイプも色選びが重要です。カバーしたい部分の周囲の肌色、一緒に使うファンデーションの色と合わせて決めましょう

シミやニキビ跡のカバーのように厚みが必要なケースは、コンシーラーを重ねてつけることで白っぽく発色することもあります。店頭で試せる場合は、厚くのせた時の色が自分の肌に合うか、明るすぎたり暗すぎたりしないかをチェックしてみてください。

コンシーラーをつけた箇所だけが逆に目立つことがないよう馴染ませたり、他の部分もしっかりメイクをしたりするなど、全体のバランスを確認することが大切です。

コンシーラーは40~50代のお悩み解消に便利なアイテムなので、ぜひ上手にとり入れてみてください。

(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)

 

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