目の形は人それぞれですが、その人の個性を表現するポイントとして目元は印象的に彩りたいですね。メイクアップアーティストの筆者が、老け見えしない一重のアイメイクテクニックをご紹介します。
■一重まぶたの方の印象と傾向
一重の方は一般的に目元がスッキリとシャープに見える場合が多く、静かでおだやかな印象を与えやすい特徴があります。
そのため、アイラインの入れ方によって目元がキツく見えたり落ち着いた印象が強調され、老けて見える場合があります。
■若見えアイメイクのポイント
アイラインに頼りすぎず、アイシャドウで目元の立体感を演出すると良いでしょう。
明るい色や暗い色、ツヤのある質感をとり入れることで目元に動きが出て、イキイキとした印象を叶えます。
アイシャドウの塗り方
目元にイキイキとした立体感を演出するアイメイクのポイントは、アイシャドウの塗り分けです。
ハイライトカラー、ブラウン、ダークブラウンの3段階の色を用意しましょう。明るさの違いが重要なので、色みはブラウン以外でもかまいません。
アイシャドウを塗る前に、目の際までファンデーションをのせてカラーのムラ付き防止のためにフェイスパウダーで仕上げておきます。
ブラウン
目を閉じた状態で黒目の真上あたりが一番高く見えるように立体感をつけたいので、眼球の丸みを意識して目頭側と目尻側にブラウンを馴染ませます。
ハイライトカラー
目頭と目尻に入れたブラウンの間(黒目のあたり)にハイライトカラーをのせて、境目を馴染ませます。目尻や目頭には広げないようにしましょう。
下まぶたは、黒目の下から目頭まで入れてください。
ダークブラウン
まつ毛の生え際にそって、暗い色を線的に(アイラインのように)入れましょう。目を開けて、鏡で顔を正面に見た時に、2〜3ミリ程度色が見えるくらいの幅まで入れます。
黒目の上下はやや弧を描くように丸みを意識することで、シャープにならずに目元を強調することができます。
完成イメージ
上は完成前の画像で、下は完成後のイメージ画像です。それぞれの工程をくっきりと発色させて、塗り分ける範囲をわかりやすくしています。
重ねて塗るのではなく、塗り分けて境目だけをきれいに馴染ませることがポイントです。これにより、効果的に立体感や目元の動きを表現して、若々しい印象を狙います。
全体的なメイクの濃さやバランス、アイメイクのデザインなどのお好みに合わせて、仕上げにアイラインを入れると良いでしょう。どのようなまぶたの形でも、アイメイクがフラットにならないように工夫することで、さまざまなデザインが楽しめます。ぜひ、参考にしてみてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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