「我慢しなくても、楽しくやせられたらいいのに」と、ダイエット経験のある方は誰でも一度は思ったことがあるはず。食事制限や運動をがんばれば、もちろん減量できます。気を付けている方はそのまま継続してください。ラクにダイエットできる、コツがあることを知っていますか? リンパ・ハーバリストの筆者が、嗅ぐだけで代謝を上げて脂肪の分解を促進してくれる3つの香りの効果と、活用法をご紹介します。
■「香りでやせる」って本当なの?
フルーツやハーブの香りには、心身をリラックスさせたり、気分をスッキリさせたりする効果があるのはご存知ですよね。香りの効果はそれだけではありません。アロママッサージが痩身サロンで活用されているように、嗅ぐ・触ることで脂肪の分解や燃焼を促進してくれる働きもあるのです。さらに、イライラする気持ちを落ち着かせて、食べすぎの防止や代謝のアップ、むくみの解消など、ダイエットにはうれしい効果がたくさん! これからご紹介する3つの香りは、ダイエットに特に有効です。
■脂肪燃焼に◎!色々使える「グレープフルーツ」
グレープフルーツの香りを嗅ぐと、頭がスッキリして爽快な気分になります。この香りが脳に伝わり、体を活動的な状態にする交感神経を刺激されます。脂肪燃焼効果を高めるホルモンが分泌し、運動していなくても、脂肪を燃やしてくれるとまで言われています。グレープフルーツの皮を小さくちぎって、お風呂に浮かべれば、さわやかな香りのアロマバスになり、ネットに入れれば後片付けもラクラク! ポプリを作ると、インテリアやお部屋の芳香剤にも活用できますよ。好みの精油をたらし、保留剤を加えれば長持ちします。
■脂肪分解に◎!ミルクティーとも相性のよい「ペッパー」
ペッパーには、トウガラシと同じような効果があります。トウガラシにはカプサイシンという脂肪を燃やす成分が含まれていますが、ペッパーには、ピリッと感じる、ピペリンという成分が含まれています。血行促進と脂肪分解効果を高める働きがありますが、ペッパーの香りは熱や光に弱いため、料理の仕上げに使うのがポイントです。挽きたてのペッパーをミルクティーに加えると、全身ポカポカのペッパーティーになりますよ。スパイシー好きにはオススメです。
■ダイエットハーブの代表!「フェンネル」
フェンネルは利尿作用や発汗作用、収れん効果があるため、肌のひきしめやむくみ解消、便秘やお腹の張り解消などの効果があり、昔からダイエットハーブとして知られています。乾燥フェンネルを細かくしたものと白ゴマ、黒ごま、カツオブシ、昆布などをミックスさせて、ハーブのふりかけを作ってみましょう。ダイエットご飯になりますよ。
いかがでしたでしょうか。香りを嗅ぐだけなら努力しなくても、続けられそうですよね。インテリアに食事に、バスタイムなどにいろいろな場面で活用してみてくださいね。
(リンパ・ハーバリスト/ビューティーヘルスライター 町山町子)
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