「チョコレートは太る」「肌荒れのもと」と思って、やみくもに悪者扱いしてはいませんか?
実は、チョコレートをかしこく選べば、アンチエイジングをサポートする食材(おやつ)になります。我慢ばかりしてストレスをためるのではなく、かしこく選んでおやつタイムも美容を楽しみましょう。
インナービューティー料理研究家の筆者が、かしこいチョコレート選びとおすすめのチョコレートをご紹介します。
■太りにくいチョコレートとは?
ハイカカオチョコレート
ハイカカオチョコレートとは、カカオ70%以上のチョコレートのことです。「カカオポリフェノール」の高い抗酸化作用で、老化加速を穏やかにします。
甘みが少なくコクがあるので、おやつとしてはもちろん、カレーなどの煮込み料理に加えることもおすすめ。お子さまのおやつには苦すぎるので不向きです。
ルビーチョコレート
“ルビーカカオ”と呼ばれる第4のチョコレート。鮮やかなピンク色はルビーカカオ本来の色素というからおどろきですよね。
抗酸化成分を豊富に含みフルーティーな風味なのでとても食べやすく、近年人気上昇中。コンビニでも手に入りますよ。
コーティング系チョコレート(ナッツ類、ドライフルーツ)
アーモンドやクルミなどのナッツ類には、抗酸化作用の高い「ビタミンE」が豊富。そんなナッツ類をコーティングしたチョコなら栄養価も高くカロリーもやや低めなので、ダイエット中でも安心ですね。
オランジェットなど、オレンジピールをコーティングしたものもさわやかな風味で「食物繊維」も補給できるのでおすすめです。さわやかな香りはリフレッシュタイムにもぴったりですね。
■市販のおすすめチョコレート5選
スーパーやコンビニで買える筆者おすすめのチョコレートを5つご紹介します。
(1)チョコレート効果 カカオ72% パウチ/明治
ハイカカオチョコレートの代表的存在。最近は板状のもの以外にも食べやすいキューブ型が登場しました。チョコレートが手につきにくいコーティングがされているので、仕事の合間にもつまみやすいです。
ほどよい苦みと華やかな香りは長く愛せる美味しさ。糖質の吸収度合を示すGI(グリセミックインデックス)価も低いので安心ですね。
ひと袋(40g)あたり226kcalです。チャック式なので個数を決めて食べやすく、保管もラクです。
(税込価格174円(編集部調べ))
(2)オランジェット パウチ/明治
こちらは、ビターチョコレートの中に蜜漬けオレンジピールが入っています。オレンジピールのフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。
かんきつの香りにも癒されるので、心身ともにリフレッシュしたい時におすすめです。
ひと袋(49g)あたり265kcalです。こちらも便利なチャック式です。
(49g 税込価格209円(編集部調べ))
(3)ゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプ/ロッテ
上記2つのチョコレートと比べるとこちらは一粒がやや大きめ。砂糖を使わず、甘味料を使うことで糖類ゼロ(食品表示基準による糖類)を叶えたチョコレートです。
小麦全粒粉で作ったビスケットがコーティングされているのでサクっとした触感で、チョコレートというよりもスナック感覚でいただけます。
ひと袋(28g)あたり130kcalです。砂糖は使用されていませんが、ビスケットの糖質は13.4g含まれています。こちらも便利なチャック式です。
(28g 税込価格176円(編集部調べ))
(4)乳酸菌ショコラ カカオ70/ロッテ
乳酸菌(T001)をチョコで包んで腸まで届けるという、新しい切り口のチョコレートです。ハイカカオなのでアンチエイジングにも嬉しく、腸内環境を整えてくれるなんて、まさに一石二鳥。
使用している「乳酸菌T001」は植物由来の乳酸菌ブレビス001株の略称で、胃酸に強いのでチョコのなかで安定して生きたまま腸に届くそうです。アンチエイジングも腸活も意識したいという方におすすめです。
1枚(4g)あたり22kcalです。個包装なので食べ過ぎることなく、保存も便利です。
(48g 税込価格335円(編集部調べ))
(5)LIBERA素材たっぷり<香ばしパフ&アーモンド>/江崎グリコ
キューブタイプのチョコレートで、口に入れるとしっかり練りこまれた素材を感じることができます。ツブツブのアーモンドは食感も楽しく、香ばしく満足感が高いです。
脂肪や糖の吸収を抑える「難消化性デキストリン」を配合しており、1日不足分の「食物繊維」がとれるというのは嬉しいですよね。便秘やダイエットにお悩みの方におすすめです。
ひと袋(45g)あたり240kcalです。チャック式で便利です。
(45g 税込価格172円(編集部調べ))
■ちょい足しアレンジチョコレシピ
・ハイカカオチョコレートをホットミルクに加えてチョコレートドリンクに。
・ルビーチョコレートをヘルシーなアイスにトッピング。
・ナッツコーティングチョコをグラノーラなどのシリアルに加えて朝ご飯に。
ご紹介したカロリーはどれも大きくは変わりませんが、それぞれ特徴があるので「アンチエイジング」「腸活」などの目的に応じて選ぶといいですね。お気に入りのチョコレートを見つけて罪悪感なくおやつの時間を楽しみつつ、身体の内側からキレイを磨きましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究 中間報告 – 明治
※チョコレート効果 カカオ72% – 明治
※オランジェット パウチ – 明治
※ゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプ – ロッテ
※乳酸菌ショコラ カカオ70 – ロッテ
※LIBERA素材たっぷり<香ばしパフ&アーモンド> – 江崎グリコ