猛暑続きでストレスが溜まる時期は、朝からヨガをして身体をスッキリさせましょう。Yoga&エクササイズディレクターの筆者も実践している、気分がすっきりする「三日月のポーズ」をご紹介します。
■「三日月のポーズ」でむくみを解消
ご紹介するポーズは、脇腹を深く伸ばし、むくみや強張りを解消します。
普段から座り姿勢が長いと猫背姿勢になりやすく、内臓部分も縮まると機能が低下しがちです。また、猛暑続きでよく眠れない、疲れがとれないという人も脇腹や背骨を伸ばして内臓の動きを活性化させ、内側から元気をとり戻しましょう。
また、動作中に身体を真横に倒すには、体幹(腹筋、背筋)をフル稼働させる必要があります。そうでないと上体が傾き、伸ばしたい体側部分に効かず、腰ばかり伸ばして痛めるといったように逆効果になります。
最初はあまり傾かないと感じても、実践しているうちに体幹(胴体部分)が鍛えられます。
期待できる効果
・ウエストの引締め
・肩こり改善
・姿勢の調整
・肝臓、腎臓の活性化により全身の疲れ、倦怠感を解消
・集中力アップ
注意する点
腰や肩が痛い人は無理のない範囲で実践してください。
実践回数&期間
目覚めが悪い日や座り姿勢が長かった日、むくみを感じた時にいつでも実践してみてください。
「三日月のポーズ」のやり方
(1)くるぶし→大転子→肩→耳たぶを一直線にそろえ、姿勢を整えます。
吸う息とともに外から円を描くように両手を上に伸ばし、親指をからめてわき腹を伸ばします。肩が痛い人は肘を軽く曲げてもOKです。
(2)吐く息とともに上体を右方向に倒し、左足で床を深く踏み左体側を深く伸ばします。月=陰=左側から伸ばします。
(3)吸う息で正面に戻り、反対側も同様に動作しましょう。お腹の力が抜けていると戻る時に腰を痛めやすいので、お腹の力が抜けないように注意してください。
(4)吸う息とともに両手を天井方向に伸ばし、吐く息で左手を太もも横にそえます。吸う息で左方向に上体を傾け、右わき腹を伸ばします。吐く息で上体を戻し、吸う息で右方向に上体を傾けて左わき腹を伸ばします。
この時、上体が斜めにならないように注意してください。
(5)身体を正面に戻したらゆっくり両手を天井方向に伸ばし、吐く息で胸の前で合掌させます。
あばらを一本一本広げていくイメージと、腰骨から肋骨が遠くはなれていくイメージをもつと、気持ち良さが倍増しますよ!
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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