定番のお素麺。夏が終わっても、少し残っていたりしませんか?
お素麺は手軽に食べられるので、とても便利な麺類ではありますが、主原料が小麦。そのため糖質が高く、お素麺だけでお食事を済ませてしまうと、糖質過多になってしまいます。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、お素麺に混ぜてカサ増しできて、かつ糖の吸収を穏やかにする、食物繊維が豊富な食材を3つご紹介します。
■お素麺のカサ増しをしてヘルシーに食べる食材3つ
(1)えのき素麺
きのこは、食物繊維の塊。さらに、えのきには、女性に欠かせない鉄や、内臓脂肪を減らす働きがあるといわれている「エノキタケリノール酸」という成分が含まれているため、ダイエットにも期待大!
食べ方ワンポイント
えのきを細かく分け、さっと茹でてお素麺に混ぜましょう。見た目も同じような色合いで違和感が少なく、シャキシャキとしたえのきの歯ごたえも楽しめますよ。
(2)モズク素麺
モズクのネバネバは、水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維には、一緒に食べた糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きがありますから、お素麺のような糖質の塊と一緒に食べるのは、とてもよい組み合わせです。
また、腸内細菌が水溶性食物繊維を発酵分解する際に産生される短鎖脂肪酸は、腸のエネルギー源となって蠕動運動を促すだけでなく、脂肪細胞への脂肪の蓄積を穏やかにする、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促すなど、総合的な肥満の予防作用が期待されています。
食べ方ワンポイント
モズクをお素麺に混ぜてしまうと、汁につけて食べるにはツルツルして食べにくいので、汁にモズクを入れて、お素麺と一緒に食べると食べやすいです。
(3)ところてん素麺
ところてんの主原料である天草も、水溶性食物繊維の塊です。
食べ方ワンポイント
同じ水溶性食物繊維でも、モズクは粘りがありますが、ところてんは粘りがありません。ネバネバした食感が苦手な方は、ところてんとお素麺を一緒に食べると良いでしょう。
開封したお素麺は、翌年まで取っておくと、お素麺に含まれる油が酸化してしまいます。今年のお素麺は、美味しく食べられる今年のうちに、ヘルシー食材と組み合わせて食べきってくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
【関連記事】
・腸活&ダイエットに◎40・50代が飲みたいお茶3つ
・美腸・美肌に!ヨーグルトと一緒に食べたい夏の食材3つ
・コンビニおにぎりでアンチエイジング!?おすすめの具材3つ
・若返り効果抜群!?「バナナ」の効果的な食べ方&レシピ
【参考】
※えのきの効果 – 加藤えのき
※モズク 成分情報 – わかさ生活
※食物繊維たっぷり☆ところてんの健康効果とは? – いのかい