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チョコっと食べて!エイジング世代に実はピッタリなスイーツ

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

チョコレートは美容と健康に良いスイーツとして知られるようになりました。でも、一体どんな効果があるの? 甘いけど大丈夫? など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。チョコレートの原料となるカカオに含まれる『カカオポリフェノール』には、実に様々な健康効果が期待されており、エイジング世代にとってピッタリのビューティーフードと言えるみたいなんです!

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■『カカオポリフェノール』がエイジング世代におススメな理由3つ

(1)美ボディをキープ!?
『カカオポリフェノール』の肥満抑制効果は以前から研究されているのですが、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によれば、チョコレートを食べる頻度が高い人ほどBMI(脂肪指数)が低かった、とのこと。ダイエットを気にして、甘いものは…とガマンしていた方、これからはチョコレートで解決できそうですね!

(2)お肌を守り、育む
ポリフェノールは植物全てに含まれる成分なのですが共通してみられる作用に「抗酸化作用」があります。とくにカカオポリフェノールは、紫外線ストレスで生じる活性酸素を除去してお肌を守ってくれるそう。
また、徳島大学の寺尾教授の研究によれば、カカオポリフェノールは紫外線ストレスによる皮膚の炎症を抑えるだけではないといいます。皮膚の細胞付近の血流を改善して、新陳代謝を高め皮膚の健康を保つ効果があるとのこと。カカオポリフェノールは、お肌を守るだけでなく、お肌の健康にも役立つ成分のようです。

(3)ハッピー気分をサポート
カカオポリフェノールの主成分「エピカテキン」には、ハッピー物質「セロトニン」の分泌を促す効果があります。中村学園大学の青峰教授の研究によれば、食べてから40分後にはセロトニンの増加が始まるそうですから、イライラしちゃった時にもオススメ。

 

■キレイをサポートしてくれるカカオスイーツ3つ

(1)カカオニブ
カカオの豆を砕いて作られたカカオニブはカカオポリフェノールの宝庫。ドライフルーツやナッツと一緒に食べたり、ココアに入れたり、スムージーに入れたり、色々楽しめます。

(2)豆乳ココア
ココアもカカオ含有量の多い飲み物。豆乳には、セロトニンの材料となるアミノ酸「トリプトファン」が含まれ、カカオポリフェノールとダブルでハッピー気分をサポートします。大豆イソフラボンも含まれ、美肌作りにも◎。

(3)カカオ・バナナ
カカオの魅力はカカオポリフェノールだけではありません。カカオには「リグナン」という食物繊維が含まれており、埼玉医科大学の研究によれば、ココアを飲むことで腸内環境を改善しお通じをスムーズにする効果がある、とのこと。
ひと口大に切ったバナナに、ココアもしくはカカオパウダーをまぶぜば、腸内環境美化スイーツのできあがり!

『カカオポリフェノール』効果を実感するには、できるだけカカオが多く含まれてるチョコレートやココアを食べることもポイント。甘みは、ちょっと押さえて大人のカカオを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)

【関連記事】
アンチエイジングお悩み別!野菜選びと「フィトケミカル」摂取のポイント

【参考】
チョコレートと健康 – GODIVA
チョコレート・ココア健康講座 − 日本チョコレート・ココア協会
カカオポリフェノールは紫外線障害から皮膚を保護する – 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部食品機能学分野 寺尾 純二
脳内セロトニン放出増加とストレス緩和-カカオ成分の作用 − 中村学園大学栄養科学部 教授 青峰正裕
Association between more frequent chocolate consumption and lower body mass index – Beatrice A. Golomb, MD, PhD; Sabrina Koperski, BS; Halbert L. White, PhD
ココア研究 − 埼玉医科大学総合医療センター

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