2014年09月09日
包丁要らず!忙しいエイジング世代のお手軽ビューティーフード5選
食べたものがそのまま、体やお肌に影響するんだとわかってはいても、忙しかったり、疲れたりして料理をする気分じゃないときもありますよね。だけど、そんなときこそ、おうちご飯でパワーチャージをしたいもの。そこで今回は、包丁も火も使わずに食べられるお助けビューティーフードを5つご紹介します。
■お助けビューティーフード 5つ
(1)サケ缶
鮭はアミノ酸スコア100の優秀なタンパク源。鮭の赤色色素「アスタキサンチン」には、β-カロテンの40倍、ビタミンEの550倍の抗酸化力があると言れるほど抗酸化力の強い成分で身体サビの予防に。
また、鮭などの魚に含まれる「EPA」が、腸内に存在するL細胞に収まると通称痩せホルモン「GLP-1」の分泌を促す効果もあると言われていて太らないカラダ作りにも◎。
(2)トマト缶
トマトに含まれる「リコピン」は、紫外線を浴びることによって生じる活性酸素を除去して、メラニンの生成を抑制するだけでなく、メラニンの生成に必要なチロシナーゼの働きを抑える働きがあり、ダブルでシミやソバカスの発生をブロック。加熱したトマトは、生のトマトよりトマトの「リコピン」の吸収も良くなり、美肌作りに欠かせない栄養素。
(3)蒸し大豆
大豆イソフラボン、アミノ酸、ミネラル、ビタミンB群と、アンチエイジングや代謝UPに欠かせない栄養素の詰まった大豆。蒸すことで栄養素を逃がさず食べることができます。
水煮と比較してみると、大豆イソフラボンは約1.3倍、カリウムは約2.6倍、ビタミンB群は約1.8倍、オリゴ糖が約1.8倍、サポニンは約1.3倍、GABAは約7.7倍と、格段に含有率がUP!
(4)オートミール
オートミールには、水溶性食物繊維が多く含まれていますので、腸内で余分な脂や糖、毒素を包み込んで排出を促します。また、水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなって腸内環境を改善する効果もあり、美腸作りにもおススメ。
(5)とろろ昆布
とろろ昆布に含まれるミネラル「ボロン」には、エストロゲンの分泌を活性化させ、エストロゲンの血中濃度を上げる効果があります。ボロンの摂取により血中のエストロゲン濃度が約2倍になるとの研究結果もあり、アメリカの農務省もエストロゲンをサポートする成分として認めているそうです。また、女性ホルモンの低下が一因で起こる骨粗しょう症の予防にも応用されている成分です。
また、海藻のネバリ成分は、水溶性食物繊維。水溶性食物繊維は、腸内で水に溶けてスムーズな排出を促すだけでなく、有害物質を吸着して排出するデトックス効果、善玉菌のエサとなって腸内環境美化をサポート。
忙しい時こそ、栄養をしっかり摂らないと余計に身体もお肌も疲れてしまいます。開けるだけ、お湯を注ぐだけで食べられるビューティーフードを活用して、忙しくてもパワーチャージして下さいね!
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※新発見!やせるホルモンで病の元凶【肥満】を解消SP − みんなの家庭の医学 朝日放送
※サバ缶が糖尿病に効果的 − 『みんなの家庭の医学(2014Vol.5 冬)』(学研)