春野菜といえば「菜の花」。その独特の味わいや苦みから、春の訪れを感じます。先端のつぼみが可愛らしい菜の花は、見かけによらず栄養価が高いのです。豊富なミネラルやビタミンにより美容効果も見込めます。あの苦みをおいしく味わうコツもあわせて見ていきましょう。
■「菜の花」ってどんな野菜?
菜の花は、冬から2~3月頃にかけて店頭に並ぶ、春野菜の代表的存在。アブラナ科の植物で、つぼみが大きくなって花が咲く直前のえぐみが強くならない時期に収穫されます。味わいの特徴は、苦み成分「ケンフェロール」と辛み成分「イソチオシアネート」によるもの。その独特の味は、かえって春らしさを感じさせてくれますね。
■菜の花の美容効果
菜の花のつぼみには、栄養がぎっしりつまっています。中でも、ほうれん草の3倍以上のビタミンC、ピーマンの5倍含というβ-カロテンは注目です。ビタミンCはコラーゲンの合成に役立つ以外に、抗酸化作用からシミやそばかすを防いでくれる作用も。β-カロテンは強力な抗酸化作用を持つほか必要に応じてビタミンAに変換されて役立ちますし、苦み成分「ケンフェロール」には、エネルギーの燃焼を助ける働きがあるため、脂肪燃焼効果も期待されています。
■菜の花のおいしい食べ方アイデア3つ
菜の花といえば、おひたしにして楽しむのが定番。けれど、ちょっと苦みが苦手という人のために、工夫した食べ方アイデアをご紹介します。
苦みが苦手なら「卵炒め」
卵と菜の花を一緒に炒めます。苦みがまろやかになるので、苦手な人にもオススメです。
苦みを楽しむなら「パスタ」
実は菜の花の苦みは、パスタによく合います。ぜひ生のままパスタと一緒に炒めてみましょう。大人の味わいが楽しめますよ。ペペロンチーノから明太子まで、色んなソースで試してみましょう。
オリーブオイルでまろやかに!
フライパンを熱してオリーブオイルで炒めます。オリーブオイルのまろやかさと、菜の花のほろ苦い味わいがマッチして美味しく食べることができます。
美肌からダイエットまで、美容効果の高い、菜の花。ぜひ苦みも一緒においしく味わいながら春を感じてみてはいかがでしょうか?
(つやプラ編集部)
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【参考】
※菜の花 – セコム
※菜の花 – キユーピー
※ビタミンC 成分情報 – わかさ生活
※βカロテン 成分情報 – わかさ生活