髪の毛も肌と同じで、年とともに老けサインが表れてきます。「お金をかけずにキレイな髪をキープしたい！」という方も多いのではないでしょうか？

美容師の筆者が、ヘアケアのちょっとした習慣で変わる、老け髪を若見え髪にできる美髪ワザをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

■髪の毛がどのような状態だと「老けサイン」を感じる？

皆さんは、髪の毛がどのような状態だと「老けサイン」を感じますか？

筆者の見解ですが、肌と同じで、艶やハリがないと老けサインを感じるのではないかと思います。

艶やハリのない髪の毛は、フワフワとまとまりなく広がってしまい、何だか疲れた印象に。一方、艶があってきれいにまとまっている髪の毛は、やはり若々しさを感じますよね。

美容室に行ってトリートメントをすると、髪の毛が復活しておさまりも良くなりますが、毎日過ごすうえで自分できれいな髪の毛をキープしていくことも、若々しくいられる秘訣です。

■ちょっとしたプラスで仕上がりが変わる！おすすめ美髪ワザ３選

お金をかけずに少しの意識ややり方で仕上がりが変わる、美容師おすすめのテクニックをご紹介いたします。

(1)トリートメントの浸透率をあげるワザ

日々行っているトリートメント、せっかくするなら、髪への浸透率をあげたいですよね。皆さんは毎日どのようなやり方でトリートメントをされていますか？

（1）トリートメントをつけたら全体になじませて流す。

（2）トリートメントをつけたら全体にもみ込むようになじませ、蒸しタオルをしてキャップでおおい、時間をおいてから流す。

（3）トリートメントをつけたら全体にもみ込むようになじませ、時間をおいてから流す。

以上のようにいろいろなやり方があると思いますが、トリートメントは基本的に髪の毛の内部に浸透するものですので、（1）のようにすぐ流してしまうと、トリートメントの効果が最大限に発揮できずに終わってしまいます。

そのため、（2）や（3）のように、全体につけたら髪にもみ込むようになじませて、必ず時間をおくようにしましょう。

時間にゆとりのある時は、湯船につかりリラックスしながら（2）のように行うのもおすすめですし、なるべく時短で済ませたい方は（3）のやり方もおすすめです。

筆者の場合は、髪の毛のダメージが気になるときは（2）のやり方で。日常的には（3）のやり方で、時間をおいている間に身体を洗い、時短で行うようにしています。

(2)ドライヤーで毛先がつるっとまとまる仕上げワザ

若見え髪を目指すには、ドライヤーのかけ方もポイントになります。

乾かしたり、ブローしてもパサパサしてなんとなくまとまりが悪く、「老け髪に見えてしまう」と感じたことはありませんか？

髪の毛の状態にもよりますが、髪の毛に必要な水分や油分を乾かしすぎたことにより、まとまりが悪くなって見えてしまいます。

若見え髪に見える秘訣は、適度に水分や油分を残し、まとまりよく仕上げることです。

また、ダメージを最小限におさめるため、ドライヤーをあてる時間を短時間にします。

まずは、下記のように一番乾きづらい根元からしっかり乾かしていきましょう。

根元が乾いたら、中間から毛先をかわかしていきましょう。

この時のポイントは、以下の2点です。

（1）乾かしすぎないこと。

（2）ドライヤーを下からあてないこと。

乾かしすぎてしまうと毛先がまとまらなくなり、パサパサに広がってしまうため、仕上がりが老けた印象になりがちです。

髪の毛は適度な水分と油分が必要なため、毛先がつるっとした手触りが仕上げの目安です。

髪の毛が乾燥していたり、ダメージがある場合は、どうしても仕上がりがパサパサしてしまうため、保湿をしっかり行いましょう。

また、中間から毛先を乾かす時は、下記の写真のようにドライヤーを上からあて、毛先をなじませるように乾かしましょう。

(3)頭皮マッサージで若見え髪に！つやつや髪を手に入れるワザ

硬くなってしまった頭皮をマッサージすることにより血行を促進し、リラクゼーション効果を感じることができます。

髪の毛や頭皮も肌と同じで、不調を感じやすかったり、老けサインを感じたりする部分です。

頭皮の毛穴がたるんでしまうと髪の毛がうねって生えてきたり、細くなってきたりします。

頭皮マッサージを習慣づけて、若見え髪を目指しましょう！

頭皮マッサージをする際は、リラックスした空間がおすすめ。血行の良くなっている入浴中に、手の平で頭全体を包み、円を描くようにゆっくり頭皮を動かしてあげると良いですよ。

最後に、リンパが上から下へと流れているため、首から鎖骨に向けて手の平で優しく流してあげましょう。

以上、お金をかけずに０円で、老け髪を若見え髪にできる美髪ワザ3つをご紹介いたしました。いつもしていることのやり方を変えると、習慣にしやすいのではないかと思います。自分ができることから若見え髪を目指しましょう。続けることで髪の毛もイキイキしてきますよ。ぜひ参考にしてください。

（美容師／ヘアメイク／セミナー講師　Mayu）

 

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