マスク生活が3年目になり、ほうれい線や顔全体のたるみがますます気になる方も多いことと思います。
この悩みを解消するキーポイントになるのが、実は「舌」です。なぜなら舌まわりには、ほうれい線や顔の下半身全体のたるみに関係の深い筋肉があるからです。
エステティシャンの筆者が、簡単にできる舌を動かすエクササイズをご紹介します。マスクをしたままできるものもありますので、ぜひやってみてください。
■舌の筋肉が「たるみケア」につながるって本当?
なぜ、マスク生活がたるみにつながるのでしょうか?
マスクをしていることで、単純に表情筋の運動量が減ってしまいます。
また、コロナ禍で人と会う、話す機会が減ったり、黙食が奨励されたりして、人と話す機会が格段に減りました。表情筋の衰えはもちろん、会話を控えることで舌まわりの筋肉の衰えも起こってきます。
舌まわりの筋肉を鍛えることにはメリットがいっぱい
舌を動かすことで、喉の奥のほうにある舌骨筋周辺が活動すると、顔全体のたるみ対策はもちろん、二重顎や首のたるみ対策にもなります。
血行促進やむくみ解消にも役立ちます。また、唾液の分泌に影響し、口腔内の衛生にもプラスに働きます。
■簡単舌エクササイズの紹介
(1)ほうれい線撃退&フェイスラインのリフトアップエクササイズ
舌をべーっと突き出すだけで、顎裏(二重顎の部分)がキュッと締まるのを感じるはずです。普段使わない筋肉なので、しっかりと動かしていきましょう。
(1)舌を「べー」っと思い切り前に突き出します。
(2)左にゆっくりと移動させます。
(3)右にゆっくりと移動させます。
(4)これをゆっくりと繰り返します。(30秒~1分)
じんわりと筋肉痛のような痛みがくるまでやってみましょう。
(2)マリオネット線&口元のたるみ撃退エクササイズ
(1)下の歯と頬の間に舌を入れます。
(2)ほうれい線の下のラインから反対のほうれい線の下のラインまで、ゆっくりと移動します。
(3)逆向きの動きも同様に行います。
ゆっくりと移動を30秒〜1分繰り返します。
じんわりと筋肉痛のような痛みがくるまでやってみましょう。
1週間ほど続ければ、ほうれい線やマリオネット線が薄くなった感じがしてくるはずです。
なお、顎関節症や、矯正など、口腔外科や歯科にかかっている人は、無理せずに医師に相談してから行いましょう。
このエクササイズで使うのは、普段の会話などではなかなか鍛えたり動かすことが少ない筋肉です。人によってはエクササイズ1日目から循環がよくなって、「むくみが解消したかも?」と、即効性を感じる人もいるかもしれません。
また、2つ目のエクササイズはマスク下でもできますので、ぜひ電車や車通勤、またリモートワークの休憩時間、TVを見ているときなどの「ながらエクササイズ」として、日々の習慣にしてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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