若い頃は、デリケートゾーンの臭いを生理中や生理前後だけ気になっていたかと思います。ですが、更年期に差しかかると、ふとした時にデリケートゾーンの臭いが気になりませんか?
それは、加齢による更年期特有の臭いかもしれません。
肌育美容家の筆者が、更年期にデリケートゾーンの臭いが気になる原因と、簡単にできるデリケートゾーンの臭い対策をご紹介します。
■更年期にデリケートゾーンの臭いが気になる原因
女性ホルモンの影響で自浄作用が低下
更年期を迎えると、ホルモンバランスの乱れで粘液の分泌が少なくなります。そうなると、これまでの自浄作用が減少して雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
雑菌の繁殖は臭いの素となります。ですが、生理周期に変化も起こるので、前もっての臭い対策はしづらいですよね。
“年齢だから”と諦めずに、毎日のケアで清潔を心がけ適度なうるおいを与えてください。
ナプキンやシートが臭いの原因になることも
日本人女性は、欧米に比べて生理中にナプキンを使う率が高いといわれています。
月経カップやタンポンなどのムレにくいアイテムもありますが、使い慣れたナプキンから別のものに変えるということはなかなかむずかしいですよね。また、尿もれを気にしてシートを活用している人も多いのではないでしょうか。
デリケートゾーンは、臭いを発する「アポクリン腺」がとても多い部分です。ムレたり、汗を多くかいた時に長時間放置しておくと、通常よりもキツい臭いを感じやすいです。
デリケートゾーンがなるべくムレないように意識し、シートはこまめに取り換えるようにしてください。
■デリケートゾーンの臭い対策とおすすめアイテム
外出先でも清潔を心がける
生理中だけではなく、臭いが気になる時には拭き取りシートが活躍します。個別包装なら、ポーチインして携帯にも便利です。
フェミニンクレンジングワイプ ノーマルスキン/サマーズイブ
大判タイプのウェットシート。1枚で、デリケートゾーンを十分に拭き取ることができます。
臭いを閉じ込める「ニュートレッセ」という香料配合で、拭き取り後もさわやかさが持続します。臭いの気になるアポクリン腺の多い鼠径部に使ってもOKです。
(16枚入り 税込価格440円)
乾燥を防ぐ
閉経後は、デリケートゾーンの乾燥にも気をつけたいもの。肌にやさしいオイルやクリームなどでデリケートゾーンの保湿を心がけてください。
アンティーム フェミニン ミスト/アンティーム オーガニック
オイルやクリームのベタつきが苦手な人には、ミストがおすすめです。直接スプレーしたり、ペーパーやコットンを使って保湿することができます。
天然精油配合なので、さわやかさが長続きします。
(28ml 税込価格2,200円)
専用ソープで刺激を少なく清潔に
デリケートゾーンをボディソープや石鹸でゴシゴシ洗うことは厳禁です。顔と同じく毎日やさしく洗うことが、臭いの軽減につながります。
ピュビケア オーガニック フェミニン メディソープ/ピュビケア
泡で出てくるタイプの弱酸性ソープ。生理中にもしみたりせず、やさしく洗えます。
イランイランとダマスクローズの香りが豊かで、デリケートゾーンを大切にしている気分になります。
(220ml 税込価格2,530円(編集部調べ))
臭いの元になるアンダーヘアをケア
アンダーヘアは雑菌がつきやすく、それだけで臭いの原因につながります。脱毛していない人は、セルフケアから始めてみてください。
VIOフェリエ ES-WV60/Panasonic
VIO脱毛に通うのはちょっと敷居が高いという人には、セルフケアもおすすめです。こちらのアイテムは毛量や長さを調整できる、やさしいシェーバーです。
防水なので、気になる時に処理することができます。
(税込価格4,910円(編集部調べ))
今回は、デリケートゾーンの臭いについて簡単にできるケアをお伝えしました。年齢とともに「自分の臭いや臭いの時期が変わってきたな」と感じたら、それは更年期のサインかもしれません。臭いを心配する前に、自分でできる簡単ケアでさわやかなデリケートゾーンを保ちましょう。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
【関連記事】
・臭う「ワキ汗」の原因は実は●●だった!?
・ガサガサかかとが綺麗に!足元を若返らせる方法
・首のシワで一気に老け見え!?NG習慣&ケア方法
・40・50代は汗の臭いがきつい⁉︎臭いの原因とするべき対策
【参考】
※更年期 フェムゾーンの悩み 不快な症状我慢せず、積極的ケアを – 中日新聞社
※フェミニンクレンジングワイプ ノーマルスキン – サマーズイブ
※アンティーム フェミニン ミスト – アンティーム オーガニック
※ピュビケア
※VIOフェリエ ES-WV60 – Panasonic