あたたかい冬アウターがフル稼働し始める、これからの季節。今年もザクザクとバリエーション豊富なアウターが登場しているので、コートを新調しようとしている方は何を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
スタイリストの筆者が、40・50代女性におすすめの「カジュアルコーデにマッチする冬コート」を4つをご紹介します。
■「パデットコート」は黒一色でモードに着る
(パディングジャケット/ICB 税込価格39,930円)
ダウンコートやキルティングコートを狙いたい方は、王道ですがモードなブラックから手に入れてみてください。とくに、ショート丈のコートはロング丈に比べると見た目にコンパクトさがあるので、黒を採用してもそこまで見た目に重厚感を感じさせません。
加えて、コーデは黒ベースで、クールかつモードに着こなすと年齢に応じた美しさが引き立ちます。この時、ボトムスはゆれ感の美しいスカートや白×黒の柄物を取り入れて、コーデに適度な軽量感を出しましょう。
ヒラヒラとゆれる質感や柄に白が加わると、全体的に重いムードがただよう黒一色コーデも、どことなく軽やかさが出ます。あえてミニバッグを合わせ、アウターのボリューム感を上手に目立たせてみてください。
■キレイめカジュアルなら「チェスターコート」
(ウールカシミヤビーバー チェスターコート/23区 税込価格64,900円)
大人世代のおしゃれなカジュアルコーデを完成させる決め手となるのは、キレイめなアウター。カジュアルでベーシックなトップスやボトムスにカジュアルなアウターを合わせてしまうと、大人らしさがなくなり子どもっぽいor安っぽい印象を受けます。
なので、デニムやラフなニットを合わせる場合のアウターは、キレイめな雰囲気をまとうチェスターコートが大活躍します。カジュアルさのなかにどこかコーデがキチッと引き締まるような組み合わせになります。
スニーカーはさけて、大人らしい黒ブーツでカッコよく仕上げてみてください。
■「ボアコート」はグレーを選んで、ニュアンスのある着こなしを
(TEDDY ボアコート/自由区 税込価格66,000円)
人気のボアコート、テディコートは、ふわふわとした見た目でカジュアルコーデにも最適。ですが、見た目の可愛らしさから、やや子どもっぽい印象を受けやすいともいえます。
そんなボアコートを大人が取り入れるなら、白や黒、ブラウンではなく、品格を感じさせるグレーを選ぶのが正解。グレーのボアコートにキレイ色のニットを合わせ、ボトムスは白パンツにして品の良さを損なわないカジュアルコーデに挑戦してみてください。
■カジュアルな「ダッフル」はホワイトでイノセントに
(ヘリンボーン ダッフルコート/23区 税込価格79,200円)
カジュアルを代表するアウターのひとつが、ダッフルコート。永遠のベーシックであり、いつの時代もデザインがほとんど変わることなく存在している稀有な定番アウターです。
そんなダッフルですが、こちらも一歩間違えると学生服っぽさが全面に出てしまいます。スクールコートさながらのネイビーやキャメルのダッフルコートはさけた方が良いでしょう。
イノセントな雰囲気をもたらすホワイトカラーのダッフルコートを選んで、差のつくカジュアルコーデにトライしましょう。ボトムスはシンプルな黒パンツでもOKですし、グレーやラベンダーといった清涼感のある色のニットワンピースを合わせるのもおすすめです。
■大人のカジュアルコーデに似合うアウターは「色選び」が重要
40・50代のカジュアルコーデは、どこかキレイめな要素を感じさせるものでなくてはなりません。なので、アウターのデザインそのものがキレイめ要素の高いもの(チェスターコート・ステンカラーコート・ケープコートなど)、もしくは色が大人シックなものを選びましょう。
とくに、カジュアルテイストの強いアウターほど、白やグレーといったニュアンスコーデが似合う色を取り入れると品のあるカジュアルコーデが実現します。ぜひ、試してみてくださいね。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
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