まだまだ乾燥する季節が続きますが、冬はどうしても髪のパサつきも気になりますよね。そのため、髪のお手入れの際は、普段より乾燥対策を意識することが大切。特に、毎日使用するドライヤーは、やり方次第でオーバードライを誘発するので注意が必要です。
ヘアライターの筆者が、髪を乾燥させるNGドライヤーの使い方と、サラサラな髪に導く最新ドライヤーをご紹介します。
■髪を乾燥させるNGドライヤーの使い方4つ
(1)タオルドライ後、直接ドライヤーを使用する
エイジング毛などで髪の内部の栄養が不足しており、キューティクルがめくれてダメージを感じる場合、シャンプー後に直接ドライヤーを当てるのはさけましょう。熱によって、どんどん髪の乾燥が進んでしまいます。
これをさけるためには、シャンプー後タオルドライをしたらアウトバストリートメントで髪の内部に栄養を入れつつ、表面をコートしてあげることが大切です。
また、頭皮の乾燥が気になる人は、軽くマッサージをしながら頭皮専用ローションを頭部全体に行き渡らせます。頭皮専用ローションは保湿効果に長けているので、その後ドライヤーを当てても乾燥を防いでくれますし、健康的な髪を育むのでダメージを受けにくい髪質に導きます。
(2)根元の乾きが甘いまま終了する
ドライヤーをする際、根元を十分に乾かしていますか?
中間から毛先が乾くとなんとなく全体の水分が取れた気がして、中途半端に終了してしまう人は多くいるようです。特に、根元数センチの部分に水分が残ると、髪のダメージにつながりやすいです。
髪は、ぬれた状態のときが一番ダメージが加速しやすいといわれます。根元に水分が残ったまま眠ると、その水分が少しずつ毛先側に向かって流れていきます。そのため、自分では気づかなくても髪はほんのり湿った状態に。
この水分を含んだ髪は枕やシーツで摩擦を起こしやすく、キューティクルを傷つけてしまう場合があります。これをさけるために、ドライヤーで髪を乾かす際は根元数センチもしっかりドライすることが重要です。
(3)下から適当に風を当てたり、ドライヤーを近づける
髪を乾かす際は、上斜め45度から熱を当てるのが基本とされています。内側などの乾かしにくい部分は、ある程度ランダムに乾かすのも仕方ないのですが、髪ダメージが最も進行しやすい表面は、必ずこの角度を守りましょう。
下から熱を当てると鱗状に重なるキューティクルがペラペラとめくれてしまうため、見た目にツヤ感が失われます。滑らかさがなくなるので、どうしてもバサッとした髪質になってしまいます。
また、早く乾かしたいあまり、ドライヤーの風を髪に近づける行為も絶対にNGです。髪の乾燥が加速してしまいます。髪からドライヤーを20センチ程度はなして使用し、最後に冷風モードに切り替えると、キューティクルが引き締まってツヤ感もアップします。
(4)ブラシで積極的にとかしながらドライ
ぬれた髪は最もダメージを受けやすい状態なので、なるべく刺激を与えないことが大事。ダメージ毛の場合、ブラシなどで毛束を引っ張りながら行うと髪が損傷しやすいです。
なので、ドライ前に目の粗いコームでやさしく髪のもつれをとったら、あとは手ぐしで毛束を開きながら乾かしましょう。必要ならコームで整えていきます。
完全に乾いたら、ブロー用のブラシなどに切り替えてもOK。上手に使い分けながら、ダメージを軽減していきましょう。
■乾燥を防いで美しい髪に導く「進化系ドライヤー」
エルミスタ/ミルボン
パナソニックとミルボンの共同開発による新時代型ヘアドライヤー。髪を乾かすと同時に、美容液を髪全体に薄く均一に噴霧します。
カートリッジを付け替えるだけで、簡単に髪質や悩み、好みに合わせて仕上げることができます。
(税込価格55,000円)
エルミスタ エアコンク/ミルボン
ミルボンのプレミアムブランド「Aujua」と「milbon」の2ブランドからエアコンクを発売。
髪のお悩みやなりたい質感に合わせて選ぶ美容液の入った交換式カートリッジです。1本で約60回分使用が可能です。
(9ml 税込価格3,300円)
ReFa BEAUTECH DRYER SMART/ReFa
速乾でハイドロイオンを髪に届け、ツヤ感のある質感に。
自動で温風と冷風を切り替える機能を備え、ダメージのない健康的なキューティクルに導きます。
(税込価格38,000円)
乾燥のシーズンに限らず、年間を通してドライ法を意識することが大切です。髪老化を遅らせることにつながりますから、ぜひ意識しましょう!
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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