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使い分ければプロの味!?実は5種類もある「干しシイタケ」

台湾料理研究家
小河 知惠子

煮物やスープに使用したり、出汁を取ったり、そのまま食べたりと、季節を問わず大活躍の干しシイタケ。収穫期によって春子(はるこ)、秋子(あきこ)と呼び方に違いがあるなど、名称が複雑で、きちんと種類を把握してる人はかなり少ないはず。しかし、それらの種類には、きちんとそれぞれの特徴があり、合わせやすい料理や、オススメの食べ方も異なります。そこで今回は、料理研究家である筆者が「干しシイタケの種類」についてご説明いたします。

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■1.冬茹(どんこ)

まだつぼみであるシイタケを指します。笠が開ききっておらず、縁が内側に入り込んで丸みを帯びています。とても肉厚なため、時間をかけてゆっくりと戻すように心がけましょう。一流料理店でも使用される、とても高級な一品です。

 

■2.香信(こうしん)

笠が大きく開いており、比較的肉が薄いシイタケです。身が薄い分、戻す時間が短縮できる利点があります。様々な料理に合わせやすい万能な一品。煮物や汁物などに、切って利用するのがオススメです。

 

■3.香茹(こうこ)

冬茹と香信の中間に位置するシイタケです。若いホダの木のみ採取することができる上質な一品。見た目も良く、肉厚で風味も強いため、ステーキやバーベキューに利用するのがオススメです。

 

■4.ばれ葉

天候によって収穫時期がずれてしまったり、取り遅れたりしたもので、他の物と比べて不揃いなシイタケを指します。風味は落ちてしまいますが、お求めやすい値段で販売されており、家計の味方です。

 

■5.スライス

元からスライスされているもので、スーパーマーケットでよく目にする方も多いのではないでしょうか。ばれ葉が使用されていることが多く、水戻しが早く済むのが特徴です。お吸い物や煮物などにすぐに加えられる、とても手軽な一品です。

 

いかがでしたか?これまで、なんとなくどんな料理にも同じシイタケを合わせていたり、手軽さからスライスばかりを多様したりしていた方も多いのではないでしょうか。もうワンランク上の料理のために、今回の記事を参考に、是非新たな干しシイタケに挑戦してみてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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