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料理がグンとおいしく!プロ直伝「キュウリの下ごしらえ」

台湾料理研究家
小河 知惠子

これから最も美味しくいただける季節を迎えるキュウリ。漬け物にしたりスープに加えたり丸かじりしたりと、夏に限らず万能に食される野菜です。毎日の食卓は勿論ですが、せっかく旬を迎えるのですから、ワンランク上のキュウリを味わいたいですよね。そこで今回は料理研究家である筆者が「キュウリをグンと美味しくする下ごしらえ」の方法について詳しくご説明いたします。

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■1:「板ずり」で鮮やかな色に

小さじ1/2ほどの塩をキュウリの全体にまぶした後、キュウリをまな板の上でゴロゴロ転がしてこすることを言います。最後に、きちんと塩を洗い流せば終了です。表面のトゲが奇麗にそげ落ち、色合いが鮮やかになります。また皮を柔らかくする効果にも期待で切るため、特にサラダなど生でいただく場合にオススメの一手間です。

 

■2:塩もみする

小さく切ったキュウリを、塩で揉みこむだけの簡単な作業です。最後にきちんと水で洗い流せば終了。キュウリから水が出て欲しくないポテトサラダなどの下ごしらえとして行うと、料理の味がグッと良くなるのでオススメです。

 

■3:へたを切った先端をこすってアク抜きする

キュウリの先端(頭の部分)には、アクが集中しています。そこで先端を切り落としてこすり、苦い成分を放出させましょう。面倒な場合は、先端の3cmほどを切って捨ててしまえば、あくが集中している部分を口にせずに済みます。

 

■4:料理によって切り方を工夫する

キュウリは細長い食材なので切り方によって食感や味が変わります。それぞれの料理に合わせた切り方にすることで、豊富な食感と風味が楽しめます。

どんな料理にも合う!「小口切り」

キュウリを横に見て垂直に、端から均等な厚さになるように切っていきます。自分の食べたい食感に合わせて厚さが変えられるため、幅広い料理に対応できます。

 

漬け物や炒め物乱切り

縦に、斜めから包丁を入れて切ります。断面が常に上にくるように回しながら切ることで、断面の多い仕上がりになります。味がしみ込みやすく、漬け物や炒め物にオススメです。

 

そのまま食べる場合はスティックに!

キュウリを横にし、半分に切ります。それぞれのピースを、今度は縦にお好みの数に切り分けましょう。生で食べる場合は棒状にすることで調味料をつけやすくなります。

いかがでしたか? 下処理に置けるほんの少しのひと手間で、素材の味はぐっと引き立ちます。様々な料理に使用されるキュウリこそ、今回ご紹介した方法を参考に、是非最高の味わいをご堪能いただけますと幸いです。
(料理研究家 オガワチエコ)

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