夏の定番、冷奴。あっさりしていて冷たくて、食欲のない暑い日でもおいしく食べられるのが魅力。続くと飽きてきますが、「まあいいか」と妥協して食べていることも。そんな方はちょっとしたアレンジを加えて、バリエーションを増やしてみましょう。今回は料理研究家の筆者が、冷奴の簡単アレンジ法をご紹介します。
■冷奴は夏にピッタリ!
豆腐はご存知の通り大豆食品です。大豆食品といえば、たんぱく質が豊富。健康には必要不可欠な栄養素で、美肌作りにも欠かせません。それに、豆腐はほとんどが水分でできています。それはもう、水をいっぱいに吸った四角いスポンジのよう。夏の暑さでカラカラになったカラダへの水分補給としても、ピッタリの食材です。
■冷奴をもっとおいしく
冷奴の食べ方としては、ネギをのせてかつお節をふり、醬油をかけるのが一般的。そこにちょっとアレンジを加えれば、別メニューに生まれ変わり、日々別の味が楽しめて飽きがきません。
(1)オリーブオイル×塩であっさりと
いつもの冷奴にオリーブオイルをかけ、岩塩をふってみてください。あっさりとした味付けに、豆腐のまろやかさが引き立ち、見事な調和が生まれます。シンプルイズベスト!
(2)ラー油×ザーサイでピリ辛に
豆腐の上にまずザーサイをのせ、ラー油をかけてください。ピリ辛冷奴のできあがり。豆腐のやわらかさと、ザーサイの歯ごたえの絶妙なコラボレーション。白髪ねぎを刻んでのせると、おいしさもさらにアップ!
(3)トマト×ドレッシングでフレンチ風に
トマトを5㎜角に切って、豆腐の上にのせてください。そこにフレンチドレッシングと醬油を少しかけます。さらにお好みで粗びき黒胡椒などをかければ、パンチのある味に。ドレッシングをイタリアンタイプに変えるなど、アレンジもできます。
(4)卵黄で月見風に
豆腐の上にスプーンで小さく穴をあけ、卵黄をのせてください。麺つゆをかけ、ごま油を少し加えてできあがり。卵黄のまろやかさが合わさって、ちょっと濃厚な冷奴の味が楽しめます。
いかがでしたか? これからますます冷奴がおいしく感じる季節です。アレンジもしやすい食材なので、ぜひいろいろ試して、オリジナル冷奴を作ってみてください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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