ニガウリともいわれるゴーヤ。苦みが強く、食卓ではなかなか調理しにくいイメージがあります。最近ではその苦みを楽しんでいただく方も増えているようですが、それでもやはり苦いのは嫌だという方に、美容ライター・ヘルスフードカウンセラーの筆者が、苦みを和らげておいしくいただく超簡単レシピをご紹介します。
■ゴーヤは夏バテにいいって本当?
ゴーヤには夏バテ防止効果があると言われています。ゴーヤは沖縄で多く生産され、長寿の秘訣ともいわれるほど美容栄養効果が高い食品! 旬の夏にこそ積極的にいただきたいですね。独特の苦みはククルビタシンなどのフラボノイドによるもので、活性酸素の除去に効果を発揮してくれるとともに、毛細血管を強くして血液循環をよくしてくれる働きがあります。またビタミンCも豊富で疲労回復効果があることからも、夏バテ防止にも適した食材だと考えられます。
■ゴーヤのビタミンCは過熱に強い!
一般的に野菜のビタミンCは過熱に弱いのですが、ゴーヤに含まれるビタミンは過熱に強く、さまざまな調理で摂取できるのもオススメのポイントです。β-カロテンも多く含まれているので、油と一緒に調理すると、吸収力がよりアップ!
■ゴーヤを使った簡単おすすめレシピ2つ
ゴーヤとツナの酢の物
お酢の疲労回復効果もねらった、夏にぴったりのヘルシーメニューです。
【材料(2人分)】
・ゴーヤ 1/2本
・ツナ缶(ノンオイル)1缶
・アマニオイル 20cc
・すし酢 20cc
・塩コショウ 少々
【作り方】
1.ゴーヤは半分にカットして、ワタを取り除いておく。
2.半月型にカットして塩ゆでし、冷蔵庫で冷やす。
3.熱が取れたら、すし酢に20分漬ける。
4.水気をきったツナ缶とあえる。
5.アマニオイルとあえると、苦み成分がコーティングされて苦みを感じにくくなります。
6.塩コショウで味を調えてできあがり!
ゴーヤ餃子
鶏肉のコクとしょうがとゴーヤの絶妙な調和がクセになりそうな味わい! 苦みを感じずさっぱりいただけます。食欲のないときにもパクパクいけます。
【材料(25個分)】
・ゴーヤ 1/2本
・鶏ムネひきにく 200g
・塩コショウ 少々
・しょうが 1かけ
・米油 少々
・餃子の皮 25枚
・しょうゆ 大さじ1
・酒 小さじ1
【作り方】
1.ゴーヤはワタを取り除いて塩ゆでしておく(「ゴーヤとツナの酢の物」を参照)。
2.細かく刻む。
3.ボウルに鶏ひき肉を入れてこねる。
4.刻んだゴーヤ、すりおろしたしょうがを入れてさらにこねる。
5.塩・酒・しょうゆで味を調える。
6.餃子の皮に包む。
7.フライパンを熱し、餃子を入れる。表面をカリッとするまで焼いたら水を10cc入れ、ふたをして蒸し焼きにすればできあがり!
いかがでしたか? 他にも、マヨネーズや卵とあえると苦みを感じにくくなって食べやすいので、さまざまなレシピにぜひトライしてみてくださいね。ゴーヤの栄養効果を満喫して、夏をより一層元気に過ごしましょう。
(美容ライター・ヘルスフードカウンセラー/斎藤明子)
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