ヘルシーだと思って食べていても、実はダイエットに向いていない食べ物があります。
管理栄養士の筆者が、実は太りやすい食べ物をご紹介します。
■実は要注意!?太りやすい食べ物5つ
(1)ギリシャヨーグルト
ギリシャヨーグルトは、水切りされているため一般的なヨーグルトよりも「タンパク質」の含有量が多く、ダイエットに取り入れている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、ダイエットに役立つ食べ物ではありますが、水切りされて濃厚になっている分、一般的なヨーグルトに比べてカロリーも多くなっています。
また、市販のギリシャヨーグルトのなかには「甘いソース付き」のものも多いため、カロリー・糖質共に高いことがあります。
ギリシャヨーグルトを間食や小腹を満たすために取り入れたり、1日1カップ程度を食べたりするのであれば問題ありませんが、1日に何個も食べると太る可能性があるため注意しましょう。
食べる時のコツ
なるべくソースはかけず、甘みを足したい場合ははちみつやオリゴ糖で調整してみてください。
(2)飲むヨーグルト
市販の飲むヨーグルトには砂糖や甘味料が使われているため、太る原因につながることがあります。
そのため、できるだけ原材料に砂糖や甘味料を使っていないものを選ぶようにしましょう。
飲む時のコツ
無糖の飲むヨーグルトでは飲みにくさを感じるという方は、甘酒を足してみてください。
甘酒には糖質の代謝を促す「ビタミンB1」が豊富で、自然な甘みがあるため無糖の飲むヨーグルトとも相性◎。
電子レンジで加熱してホットで飲むこともおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。
(3)フルーツ缶
「ビタミン」や「食物繊維」が豊富なフルーツですが、フルーツ缶には注意が必要です。フルーツをシロップ漬けにしているため糖質量が多く、食べ過ぎると太る原因につながります。
また、生のフルーツと比べると「ビタミンC」や「カリウム」「食物繊維」の量も少なくなっている場合もあります。
食べる時のコツ
フルーツ缶は、長期保存が可能である点や、手軽に食べられるという点ではとてもすぐれている食べ物です。
時間がない時に活用したり、食べ過ぎたりしないように注意し、かしこくフルーツを食生活に取り入れましょう。
(4)サバ缶(味噌煮)
青魚を手軽に取り入れられるサバ缶を、美容や健康のために常備しているという方は多いでしょう。
もちろん、美容や健康に役立つサバ缶ですが、味噌煮缶は水煮缶に比べてエネルギー・糖質量が多いため、ダイエット中であれば水煮缶を選ぶのがベストです。
食べる時のコツ
水煮缶はそのまま食べることが可能ですが、味気がない・臭みがあると感じる場合は、「めんつゆ×ごま油」「ポン酢×わさび」など、ご自身で調味料をプラスしていただきましょう。
(5)ざる蕎麦
麺類のなかではヘルシーな印象が強いため、ダイエット中に蕎麦を食べる方もいらっしゃるでしょう。
蕎麦には腸内環境を整える「食物繊維」や血流を促す働きがある「ルチン」などが含まれているため、高いダイエット効果が期待できる食べ物だといえます。
しかし、ダイエットに良い栄養成分が含まれているものの、蕎麦は麺類であるため糖質が多い食べ物です。そのため、食べ過ぎると太りやすいので注意してください。
特に、冷たいざる蕎麦は身体が冷えやすく、それにより血行が悪くなり代謝が落ちると、痩せにくくなる場合があります。
食べる時のコツ
蕎麦をダイエット中に食べるのであれば、温かいものにすると良いですよ。
糖質の代謝を促す「ビタミンB1」が豊富なにんにくや、血流を促す香り成分を含むみょうがなどの薬味をたっぷりトッピングしていただきましょう。
ご紹介した食べ物は、食べる量や食べ方を調整することで美容や健康に役立ちます。太らないように対策をしながら、毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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