朝食は、体内時計をリセットして身体に朝が来たことを知らせる大切な合図です。
しかし、内容に気を付けないと身体の負担になってしまうことも……。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、朝食で選びがちだけれど、老化につながってしまう、朝食むきではない食べ物を3つご紹介します。
■朝食では避けたい食べ物3つ
(1)デニッシュ
クロワッサンなどのデニッシュは、朝食で選びがちなパンではありますが、実は避けたい食べ物です。
朝の胃は空っぽのため、とても吸収が良い状態です。そこへ、糖分や油分がたっぷりのデニッシュが入ってくると、糖を吸収しすぎてしまったり、油が胃もたれの原因となったりします。
朝にパンを食べたい人はデニッシュ系のパンを避け、シリアル入りのパンやライ麦パンなど、食物繊維が豊富なパンを選びましょう。
(2)フルーツスムージー
スムージーも朝の定番ではありますが、朝は一番身体が冷えている状態。そこへ冷たいスムージーが入ってくると、身体を冷やして胃腸の動きを悪くしてしまうこともあります。
とくに、フルーツがたっぷり入ったスムージーは要注意です。フルーツ自体が身体を冷やす性質のものが多いだけでなく、液体で入ってくる糖は身体への吸収が早いため、血糖値を急上昇させることも。
フルーツは、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど身体によい栄養素が含まれていますから、フルーツを朝食に食べたい方は、冷えたスムージーではなく、フルーツをしっかり噛んで食べるようにしましょう。
(3)ベーコン
カリカリベーコンも朝食の定番ではありますが、動物性脂肪は腸内悪玉菌の大好物。朝から食べるのはおすすめできません。
また、ベーコンだけでなく、ウィンナーやハムなどの肉加工食品は、添加物も多く含まれているため、毎日食べるのは避けたい食べ物です。
朝にタンパク質を摂るのは大切なことなので、タンパク質を食べたい方は、茹で卵や納豆など、脂肪分の少ないタンパク質を選びましょう。
朝食は一日のスタートとなる大切な食事です。毎日食べていた朝食が実は身体を老けさせていた……ということにならないように、ヘルシーな朝食を選びたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
【関連記事】
・栄養士が食べない「実は腸が汚れる」食べもの
・卵を食べると痩せる!?効果的な食べ方3つ
・ヨーグルトで痩せ菌が増える!?入れるべき秋フルーツ3つ
・豚汁+●●で痩せる!ちょい足しすべき食材5つ