最近、話題の「味噌汁ダイエット」。手軽につくることができますし、3食食べても飽きないのが強みのひとつといえますね。
今回はベジ活アドバイザーの筆者が、味噌汁ダイエットのやり方と成功させるポイント、ちょい足しすることで更年期世代の不調予防に役立つ食材をご紹介していきます。
■味噌汁で痩せる! 成功させるポイント
あたたかい味噌汁は腹持ちがするため、暴飲暴食を防ぎダイエットに役立ちます。
組み合わせる具材や食べる時間によっては、より痩せやすい代謝のよい身体作りの手助けにもなるので、試してみましょう。
■味噌汁ダイエットのやり方
味噌汁ダイエットと一口に言ってもいろいろなやり方がありますが、無理なくできるのが【毎日味噌汁を飲む】方法です。
飲む時間帯によっておすすめの具材があります。具材に野菜やタンパク質が豊富な食材を使うと、栄養バランスもよく、健康的にダイエットすることが可能です。
朝味噌汁のポイント
よく噛んで食べることは食後の血糖値の上昇を穏やかにすることが知られていますよね。
北海道大学の研究によると、朝と夜では食後の血糖値にもたらす働きが異なるということが報告されています。
朝食で咀嚼を強化すると、血糖値を下げるインスリンの初期分泌が促されるのだそうです。朝の味噌汁の具材には、よく噛めるような具材を入れるといいですね。
また、朝に高タンパクの食材をとると、日中の暴飲暴食を予防できるという研究もあります。味噌汁におなじみの豆腐やしじみなどを朝の味噌汁の具材に使ってみてはいかがでしょうか。
朝味噌汁におすすめの具材
ワカメ、しいたけ・しめじなどのキノコ類、サツマイモ、キャベツ、ごぼう、ニンジン、ダイコン、豆腐、納豆、しじみ・あさり、卵
夜味噌汁のポイント
食べる時間帯にもよりますが、夜は消化のよいものを中心に選ぶようにするといいでしょう。
食物繊維が比較的少ない白菜やホウレンソウなどの野菜がおすすめです。
野菜は加熱時間によって咀嚼回数が増えたり減ったりします。しっかりと火を通すのは大事ですが、通しすぎるとくたくたして食感が損なわれ、嚙む回数も少なくなってしまうので、気をつけましょう。
夜味噌汁におすすめの具材
白菜、ホウレンソウ、ネギ、タマネギ、豆腐、カブ、ダイコン、ナス
■更年期世代の不調予防になるちょい足し食材
味噌汁に入れて美味しい豆腐や納豆などの大豆製品は、女性ホルモンと似た働きをもつイソフラボンが含まれています。
イソフラボンは、女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期の不調を軽減する働きや、骨の健康を強化する働きがあるので、更年期世代はぜひ入れてほしい具材です。
大豆製品のほかに、おすすめしたい具材がとろろ昆布です。抗酸化作用が高くアンチエイジングの働きも期待できる食材なので、味噌汁に文字通りちょい足しして楽しみましょう。
手軽につくれる味噌汁ですが、具材をカスタマイズすればダイエットの手助けになる1品になります。
時間帯別におすすめの具材もあるので、ダイエット中はぜひ試してみてください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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・実はNGな「納豆の食べ方」3つ
【参考】
※「よく噛んで食事をする」と食後の血糖上昇を抑えられる 「よく噛む」食事法は朝と夜で効果に差が – 保健指導リソースガイド
※朝食をしっかりとると肥満を予防できる – 保健指導リソースガイド
※高タンパク質低エネルギー食品を紹介!簡単レシピと外食メニューの選び方も合わせて解説 – 森永
※Enjoy Food編 Chapter 2 調子が悪い時の食材選びのポイント – 持田製薬
※矢澤博士 知られざる昆布パワーの秘密に迫る!! – フジッコ
※イソフラボン – わかさ生活