生春巻きやトムヤムクンなど、タイ料理に使用される代表的な香草である「パクチー」。苦手な人も多いですが、好きな人にはクセになる、たまらない味ですよね。そんなパクチーフリークのみなさんのなかには、大好きなパクチーを、色々な料理で味わいたいと考えている方も多いはず。その夢、叶えます。タイ料理でしか使用できないと思われがちなパクチーですが、実は他にも色々な食材と相性のいい、万能な香草なのです。今回は、料理研究家である筆者が「パクチーを使った料理」をいくつかご紹介いたします。
■1:サンドイッチに入れる
オニオンやタマゴ、ハム、ササミなどのお好みの食材でサンドイッチを作り、そこにパクチーを加えます。サンドイッチに葉野菜が合うのはいわずもがな、もちろんパクチーとの相性も抜群です。お好みの具材と簡単に合わせられるため、最高の状態でパクチーを味わうことが出来ます。
■2:生ハムで巻いてフレンチ風に
生春巻きの要領で、生ハムでパクチーを巻いてみましょう。エスニックな味わいになりがちなパクチーが、一気にフレンチ風に。生ハムのさわやかな風味の中に、パクチーの香りが光ります。ワインのおつまみとしても最適で、具材さえあればすぐに調理できるお手軽さが魅力です。
■3:混ぜ込みご飯
パクチーを洗って刻んだあと、ご飯に混ぜ込みましょう。シソの混ぜ込みご飯のような感覚で、パクチーを味わうことが出来ます。パクチーの香りただようご飯は、味の濃いお肉料理との相性が抜群。ついつい重くなりがちなお肉の味わいを、さわやかな香りが整えてくれます。
■4:ドレッシングにして保存
パクチーをたくさん買いすぎたときなどは、無理に使いきろうとせず、ドレッシングにして保存するのがオススメです。タイ料理である生春巻きに合うのはもちろん、魚介系のカルパッチョソースやサラダにかけると、いつでもパクチーのさわやかな香りを楽しむことが出来ます。
タイ料理の定番香草であるパクチーの有効活用法、いかがでしたか? エスニックな雰囲気で味わうことに固執しがちですが、今回ご紹介したように、パクチーはさまざまな料理や具材と相性のいい食材です。あなたの定番料理と合わせることで、新たなハーモニーが生まれるかもしれませんよ。ぜひお試しください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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