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見た目も風味も◎!塩水以外でりんごの色味を保つ方法3つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

りんごをウサギ型に切ってお弁当に入れると、可愛いですよね。ちいさなお子さんもきっと喜ぶことでしょう。しかし、お弁当のりんごは時間が経って、食べる頃には茶色く変色しがち。せっかくのウサギさんが台無しです。りんごが変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールの酸化が原因です。防ぐ方法として、塩水につけるのが一般的ですが、それだと塩の味がついて、りんご本来の味わいではなくなりますね。そこで今回は、料理研究家である筆者が「塩水以外でりんごの変色を保つ方法」についてご紹介いたします。

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■1:水道水

りんごの断面さえ空気に触れさせなければ、ポリフェノールは酸化せず、変色することもありません。塩水ではなく水道水を使用しても、断面をコーティングすることはできるので、一定の変色防止効果が期待できます。2時間以内に食べる時は、水道水で十分です。

■2:レモン水

レモン水に浸すか、直接レモンを搾りましょう。レモンに含まれるビタミンCが、りんごのポリフェノールよりも先に酸化するため、りんごの変色を遅らせることができます。レモン水は、200ccに小さじ1杯ほどのレモン汁で作ります。浸しておく時間は、3分程度で十分。あまり入れておくと、レモンの酸味が強く現れるので注意が必要です。

■3:はちみつ

糖分は、りんごのポリフェノールが酸化するのを抑える働きがあります。また粘度の高いはちみつは、りんごの断面をしっかり覆い、空気に触れる面積を激減させるため、さらなる変色防止も期待できます。加えて、はちみつとりんごは味の相性も抜群です。変色防止だけでなく、美味しさまで向上させてくれるんですね。あまり甘くないな、というハズレのりんごもよみがえりますよ。

いかがでしたか? りんごはこれからたくさんの種類が出てきます。味も見た目も美味しいりんごを食べるために、ときには塩水以外で変色対策をされてみてはいかがでしょうか。
(料理研究家 オガワチエコ)

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