味噌汁は、入れる具材次第でダイエットサポートの力がぐんとアップします!
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、痩せたい人におすすめの、春の味噌汁の具材をご紹介いたします。
■味噌汁はダイエットフード
人によっては毎日食べている、日本人の食卓に馴染みの深い味噌汁ですが、実はダイエットの面でも優れた料理であることはご存知でしょうか。
味噌は立派な発酵食品であり、腸内を痩せやすい環境に保つ働きが期待できる調味料。
発酵により、大豆の栄養を、そのままの状態よりも吸収しやすくなっているともいわれています。
体を温めることにも一役買うので、代謝アップにもつながります。
■ダイエットサポートが高まる春の味噌汁具材
味噌汁のダイエットサポートをさらに高めるポイントが、具材です。
具だくさんにすることで満足感も高まり、食べ過ぎや急激な血糖値の上昇を抑えることができます。
さらに、痩せるのに役立つ具材をチョイスすると完璧です。
春に旬をむかえる、ダイエットの味方になる具材を見ていきましょう。
(1)新玉ねぎ
玉ねぎに含まれるアリシンには、糖質の代謝を助けるビタミンB1の吸収を高める働きがあるため、代謝アップが期待できます。
疲労回復にも役立つといわれています。
おかずに、豚肉や納豆などビタミンB1を多く含む食品を取り入れると効果的です。
(2)ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンやミネラルが豊富な野菜ですが、他の野菜に比べてダイエットサポートの面から魅力的なところは、タンパク質が豊富な点です。
タンパク質は筋肉の形成と維持に欠かせない栄養であり、筋肉をつけることは痩せやすい体質づくりに大変重要です。
(3)アスパラガス
アスパラガスから発見された成分であるアスパラギン酸には、糖質をエネルギーに変換する過程をサポートし、代謝を高める働きが期待できます。
代謝が上がると、自然と消費されるカロリーも多くなるため、ダイエットには欠かせないポイントです。
脂肪の代謝を助けるビタミンB2も含まれています。
(4)そら豆
そら豆には、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB1、B2が豊富に含まれています。
タンパク質やむくみの解消に有効なカリウムも含有しています。
一般的には薄皮を除いて食べますが、実は薄皮にはアンチエイジング効果で知られるポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれているので、できるだけ薄皮ごと調理するのが理想的です。
(5)筍
筍は、低カロリーで食物繊維が豊富です。
食物繊維の豊富な食品は満足感が長続きしやすく、食べ過ぎの防止に役立ちます。
また、良好な腸内環境の形成にも欠かせない存在です。
腸内環境が良い状態では代謝も上がり、ダイエット作用や美肌作用も高まるとされています。
また、筍の切り口に見られる白い粉のようなものは、チロシンというアミノ酸の一種であり、白髪予防などの働きが期待できるため、洗い落とさずに使うことをおすすめします。
同じ味噌汁でも、具材を変えるだけで印象ががらりと変わります。少しずつ薄着になっていく季節、毎日の食事に味噌汁をプラスして、旬の味覚を楽しみながら瘦せ体質をつくっていきましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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