しわやたるみなどのエイジングサインは、一刻も早く解消したいもの。そこで、エイジングサインに効果的に働きかける効果が注目されているノーベル賞受賞成分「フラーレン」と「EGF」についてご紹介します。
■フラーレンとは?
フラーレンとは炭素の同素体で、一般的に知られる「C60フラーレン」はサッカーボールのような形状をしていると言われています。C60フラーレンの発見で、1996年に3人の科学者がノーベル賞を受賞しています。
フラーレンの効能
フラーレンには活性酸素を除去する作用、いわゆる抗酸化作用があると言われています。その効力は他の成分と比較しても強いと言われており、また持続力と安定性が評価されているようです。コムロ美容外科総院長の小室好一先生によると、この高い抗酸化作用によって、メラニンの生成を抑制する効果や皮下脂肪によるたるみ、肌表面の凹凸を防止する効果が期待できるのだそうです。
■EGFとは?
EGFとは、アメリカの生物学者スタンレー・コーエン博士により発見された成分。「Epidermal Growth Factor」の頭文字で、「上皮細胞成長因子」のことを指します。スタンレー・コーエン博士は、EGFの発見で1986年にノーベル賞を受賞しています。
EGFの効能
EGFは元々私たちの体にある成分。それが加齢によって分泌量が減少し、ターンオーバーが遅くなると言われています。シミやしわなどのエイジングサインをまねく一因要因とも言われており、EGFを外から補うことによって皮膚細胞の産生を促し、エイジングサインを解消する効果があると言われています。またEGFは、細胞内で飽和状態になっても、それ以上取り込まれることはないという特徴から、副作用がない成分であるとも言われています。
今まで様々なコスメを使用してきたものの、エイジングサインに対する効き目がイマイチだという方は、最先端のエイジングケア成分と言われるこの2種の成分をチェックしてみてはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※ノーベル賞受賞成分EGFとは – 日本EGF協会
※日本化粧品検定協会監修・小西さやか著『日本化粧品検定協会公式1級・2級対策テキストコスメの教科書』(主婦の友社)
※フラーレン+EGF=ERENE(4)- コムロ美容外科