乾燥にさらされる秋冬の肌は敏感な状態に傾きがち。できるだけ刺激は与えたくないものです。しかし、そんな時でも保湿対策だけでなく、気になるエイジングサインに働きかけるようなケアを行いたいという30代・40代の方は多いのではないでしょうか。そこで、精油やハーブなどアロマの効能を利用した、ナチュラルにシミにアプローチする方法をご紹介します。
1.ハーブティーを飲む
シミへのアプローチはインナーからも積極的に行うことが大切です。そこでビタミンCが豊富なローズヒップとクエン酸が豊富に含まれるハイビスカスをブレンドして飲むのがおすすめ。ティーポットで2、3分蒸らして飲むのがポイント。酸味が気になる場合ははちみつで甘さを加えると飲みやすくなります。ローズヒップ×ハイビスカスティーをティータイムの習慣にすることで体の中からシミにアプローチしてみてはいかがでしょうか。
2.手作りローションでケア
できてしまったシミはもちろん、肌の奥に潜むシミ予備軍を撃退するためにも、日頃から美白ケアを行うことは大切です。そこでおすすめなのが手作りローションでのケア。朝晩使用して、積極的にシミやシミ予備軍にアプローチしてみてはいかがでしょうか。
◆材料(約100ml分)
・ゼラニウム2滴
・ホホバオイル2ml
・精製水98ml
◆作り方
遮光瓶に材料を入れ、よく混ぜ合わせます。
◆注意点
使用前に、必ずよく振ってから使いましょう。
3.手作り美白パックで集中ケア
集中ケアを行うのもおすすめ。アロマベースの美白パックを手作りするのも◎です。
◆材料(約1回分)
・ネロリ(精油)1滴
・ラベンダー(精油)1滴
・クレイまたはカオリン40g
・精製水適量、ハチミツ小さじ1杯
◆作り方・使い方
1. 材料を混ぜ合わせ、耳たぶくらいの固さになるまで練ります。
2. 乾いた状態の肌に目の周りを避けて塗ります。
3. 5分ほど放置して洗い流します。
ネロリは、皮膚の新陳代謝を促進させ、シミやそばかす、色素沈着の改善に効果があると言われています。またラベンダーはニキビなどの炎症を跡を残さないようにおさめてくれるそう。これらの精油を組み合わせて使用することで明るくしっとりと潤った肌に導いてくれる効果が期待できます。香りには心を癒す効果があります。心身ともにリラックスしながらシミにアプローチしてみてはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※和田文緒著『アロマテラピーの教科書』(新星出版社)
※佐々木薫監修『はじめてのアロマテラピー』(池田書店)