髪のパサつき、くせ毛、抜け毛……。老化を感じさせる髪のトラブルは、突然やってきます。特に30代・40代のエイジング世代を悩ませるのは「白髪」なのだそう。しかし、諦めがちな白髪も、お手入れ次第できちんとケアすることができるんですよ。
■あなたはどう?気になりはじめる「若白髪」
あらゆる髪トラブルのうち、30代、40代…と歳を重ねるにつれて増加していく「白髪」の悩み。ストレスや加齢による「若白髪」が増え始めるエイジング世代にとっては、1本見つけるだけでも憂鬱…なんてこともありますよね。艶のある黒髪は、見た目年齢を保つ重要な課題。「髪のエイジングケアBOOK」(資生堂)によると、髪を黒くするメラノサイトという色素細胞が、活動を休止したり消失したりすることが白髪の原因とのこと。そうなる前に、メラノサイトの活動を促進し続けることが大切です。
■メラノサイトのためにも、たまにはスタイルチェンジ!
メラノサイトの色素供給量が増えると、黒い毛も新しく生え始めるようになっていきます。そのためには頭皮マッサージや、ビタミン・ミネラルを意識した食事、運動などで血行不良の改善が必要です。また、マンネリ化しがちな髪形を変えることも、頭皮の血流促進には効果的。いつも同じ位置で分け目をつくったり結んだりしていると、頭皮や髪に負担がかかり、薄毛や抜け毛の原因にもなるようです。
■白髪との付き合い方とカラーリングのコツ
「目立つから」と白髪を抜くと、同じ場所に生えてきてしまうことってありますよね。色素の供給がなければ、白髪はまた生えますし、何より頭皮の下に傷をつけてしまうので、次に生える髪がうねる原因となります。「ときめき美髪BOOK」著者、本山典子先生は、どうしても気になる場合には白髪染めの活用をおすすめしています。そこでお家でも上手にできる、カラーリングのコツをご紹介しましょう。
1.カラーリングの前に、ドライヤーで髪を温め乾燥させる。
2.薬剤をたっぷりつけ、毛先までよく馴染ませる。
3.シャワーキャップやサランラップで覆い、染毛を促進する。
頭を均一に温めることでカラー剤が入りやすくなり、ムラも防げます。寒い季節に行う場合は、暖かいお部屋でカラーリングするのがポイントです。髪は「女の命」と言われるほど、自分自身を映し出す鏡のようなものです。見た目の美しさを決める重要なアイテムだと意識して、しっかりケアしていきましょうね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※髪のエイジングケアBOOK – 資生堂
※白髪染めを上手に使う方法は? – スヴェンソン
※本山典子著(2014)『正しいケアで毎日が輝く! 毛髪診断士のときめき美髪BOOK 魔法のシャンプー&スカルプストレッチ 』(メイツ出版)